内容説明
「総理が決断すればできる。原発ゼロしかないよ!」元総理の電撃発言で政界・世論は騒然!その発言の真意は?影響はどこまで及ぶ?発言をスクープした毎日新聞記者が迫る!
目次
第1章 小泉純一郎が私に語った「原発ゼロ」(小泉元首相の「原発ゼロ」のウワサ;「小泉です。オーいいよ、帰ったら話すよ」 ほか)
第2章 「首相決断で原発即ゼロ」日本記者クラブ講演(一一月一二日、日本記者クラブ;「読売新聞」社説への反論 ほか)
第3章 小泉元首相の原発ゼロの行方(小泉元首相の狙い;恩師・加藤寛の遺言 ほか)
第4章 風知草(津波が剥ぎ取ったもの;浜岡原発を止めよ ほか)
著者等紹介
山田孝男[ヤマダタカオ]
毎日新聞専門編集委員。1952年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。1975年毎日新聞入社。長崎支局を振り出しに東京本社社会部などを経て、83年から政治部。93年福島支局次長。その後、政治部長、編集局次長、編集局総務を経て、2007年10月より現職。同年12月より、人気政治コラム「風知草」を連載している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます
24
突然の「原発ゼロ」発言によって再び時の人になった小泉元首相の真意を、毎日新聞の記者である著者が読み解いた一冊。処分場の見通しもなく原発を推進する無責任さや、日本の技術力で新たな産業を切り開き世界をリードしようという展望など共感できるところも多く、そのシンプルかつ力強い主張に、脱原発派の一人として、よくぞ言ってくれたと思う。ただ、自民党内の原発への賛否は半々で、世論を盛り上げることで自民党が原発ゼロになるという見立ては甘すぎないかと感じてしまう。影響力があるだけに、そこにとらわれない活動に踏み込んでほしい。2014/01/29
壱萬参仟縁
17
わたしは、小泉元首相は「格差は悪くない」といったのは心外だが、「原発ゼロ」については、よくぞ言ってくれた、と思う。I新刊棚より。「政治で一番大事なのは方針を示すことだ」(043頁)。政治家は決断が問われる。優柔不断はタイミングを逃す。その場その場できちんきちんと対応するのが重要。先送りは許されないのだ。前例がないとしても。小泉氏は、「百考は一行にしかす」という(074頁)。浜岡原発を止めよ(096頁~)は、身近な原発なので共感できる。2013/12/27
安瀬内喬
6
原発問題は根深く、難しい。しかし、トップが決定し、踏み出すことの意義を元首相は説く。読まずして批判するなかれ。2014/01/07
Masahiko Kobayashi
5
小泉さんの「原発ゼロ」論は極めて単純明快。 今すぐに原発を止め、代替エネルギーによる循環型社会の形成により、日本は世界をリードできる大きなチャンスであると。 何故かこの人の口から発せられると、日本ならそれが出来るという希望がわいてくるようなきがする!2014/01/01
零崎夢織
3
なぜ原発を無くさなければいけないのか、を小泉純一郎の論調で書かれた本2016/01/09