内容説明
母は生きながらにして、日々死の淵を見下ろしていた……。8歳のクラウディアは、何不自由のない裕福な暮らしのなか、どこか満たされずにいた。そこには、憂いを秘めた母の存在があったのだった。コロンビアの女性たちの、女として生まれたことの悲しみ、日常に潜む乾いた死の影が、少女の目を通して描かれた秀作。コロンビアの人気作家による静かな筆致が、読む者の心を逆撫でる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りろ.
3
図書館本:8歳の少女クラウディア目線での世界。母親は若く美しい人だけれど、精神的に幼さ、弱さがあるのかな。この母親の影響が大きくあって、クラウディアの頭の中、思考には死がまとわりついている。母親もクラウディアも暗く、深く、大きな死の穴の淵ギリギリにいる感じ。でもこの感じは、私は動物いっぱいと暮らしていて天国へいってしまった別れを何度も経験している。何度経験しても、いなくなってしまった後のあの感覚は慣れるものではなく、まさに死の穴の淵ギリギリ。。。かなしくなってきてしまった。2025/08/10
あきら
2
コロンビアのカリに住む少女、クラウディアの日常2025/08/10
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