狂言兄弟―千作・千之丞の八十七年

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620322094
  • NDC分類 773.9
  • Cコード C0095

内容説明

天衣無縫の兄は、舞台に立つだけで笑いをとり、理論派の弟は、自らを演出して芸の枠を広げた。ふたりに通じるのは苦労を厭わない心と狂言への愛。京都の名門芸能家、一世紀の物語。

目次

第1章 戦前
第2章 戦中
第3章 戦後
第4章 狂言新時代
第5章 芸を語る
エピローグ 息子たち

著者等紹介

茂山千作[シゲヤマセンサク]
本名・七五三(しめ)。1919年、京都の狂言方大蔵流、十一世茂山千五郎の長男に生まれる。4歳の時、『以呂波』で初舞台。34年『三番三』、40年『釣狐』、49年『花子』を披く。66年に当主名の十二世千五郎を、94年に隠居名の四世千作を襲名。芸術祭大賞(81年度)、芸術選奨文部大臣賞(82年度)、紫綬褒章(85年)など受章。89年、重要無形文化財保持者各個指定(人間国宝)。91年、日本芸術院会員に就任。2007年、文化勲章を受章

茂山千之丞[シゲヤマセンノジョウ]
本名・政次(まさつぐ)。1923年、京都の狂言方大蔵流、十一世茂山千五郎の次男に生まれる。2歳の時『以呂波』で初舞台。46年、二世千之丞を襲名。オペラ、新劇などの作・脚色・演出も手がける。観世寿夫記念法政大学能楽賞(93年)、文化庁芸術祭優秀賞(95年度)、芸術選奨文部大臣賞(96年度)、紫綬褒章(99年)など受章

宮辻政夫[ミヤツジマサオ]
元毎日新聞専門編集委員(伝統芸能・演劇)。芸術選奨文部科学大臣賞審査選考委員、文化庁芸術祭演劇部門審査委員長(関西)など歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ebi_m

1
かつてゼロ年代後半にお二人、特に四世千作師の舞台に衝撃を受けたので、懐かしく読み、また戦前戦後の雰囲気は初めて知った。インタビュー主体の本で、私は関西弁(京言葉)ネイティブじゃないけど、そうだこんなふうにこんな声でお話されてたんだなあと想像しながら読んだ。途中、舞台のように台詞をやって見せる場面が何か所かあって、こういうのデジタルアーカイブで、動画でも見たかったな。2024/04/21

Michiyo K

0
改めてこの二人を失なった事を寂しく思う…。次の世代、ガンバレー2015/05/11

takao

0
ふむ2025/03/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6840457
  • ご注意事項

最近チェックした商品