内容説明
天衣無縫の兄は、舞台に立つだけで笑いをとり、理論派の弟は、自らを演出して芸の枠を広げた。ふたりに通じるのは苦労を厭わない心と狂言への愛。京都の名門芸能家、一世紀の物語。
目次
第1章 戦前
第2章 戦中
第3章 戦後
第4章 狂言新時代
第5章 芸を語る
エピローグ 息子たち
著者等紹介
茂山千作[シゲヤマセンサク]
本名・七五三(しめ)。1919年、京都の狂言方大蔵流、十一世茂山千五郎の長男に生まれる。4歳の時、『以呂波』で初舞台。34年『三番三』、40年『釣狐』、49年『花子』を披く。66年に当主名の十二世千五郎を、94年に隠居名の四世千作を襲名。芸術祭大賞(81年度)、芸術選奨文部大臣賞(82年度)、紫綬褒章(85年)など受章。89年、重要無形文化財保持者各個指定(人間国宝)。91年、日本芸術院会員に就任。2007年、文化勲章を受章
茂山千之丞[シゲヤマセンノジョウ]
本名・政次(まさつぐ)。1923年、京都の狂言方大蔵流、十一世茂山千五郎の次男に生まれる。2歳の時『以呂波』で初舞台。46年、二世千之丞を襲名。オペラ、新劇などの作・脚色・演出も手がける。観世寿夫記念法政大学能楽賞(93年)、文化庁芸術祭優秀賞(95年度)、芸術選奨文部大臣賞(96年度)、紫綬褒章(99年)など受章
宮辻政夫[ミヤツジマサオ]
元毎日新聞専門編集委員(伝統芸能・演劇)。芸術選奨文部科学大臣賞審査選考委員、文化庁芸術祭演劇部門審査委員長(関西)など歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Michiyo K
takao