内容説明
宇宙の新時代をひらくJAXAの新型固体ロケット。革新的なアイデアと技術が実現したイプシロンロケットは、科学衛星や探査機の打ち上げに新しい時代をもたらそうとしている。熱い思いがこめられた日本の固体ロケット開発の歴史もふりかえる。
目次
新型ロケットで実現する世界初のモバイル管制
宇宙新時代を拓く新型固体ロケット
新しい日本の「良いロケット」
宇宙への窓を開いた半世紀
ロケット開発の黎明期の熱き思いを未来へ
日本初の人工衛星「おおすみ」打ち上げから40周年
ロケット打ち上げを支える「見えない仕事」
いざ!固体ロケットの聖地、内之浦へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
酔花
1
イプシロンとは小型人工衛星打ち上げ用固体ロケットのこと。宇宙開発への予算が潤沢といえない現状だからこそ、生まれる発想と技術がある。イプシロンはまさにそんなロケット。関係者は最終的には100人程度で次々に打ち上げを行えるようにしたいと夢を語る。その夢から更に広がる未来のビジョンはSF的であり、非常にワクワクする。短い紙数に情報が詰まっており読み応えがある。2013/06/23
radish
1
イプシロンロケットでお馴染みの森田先生の解説からM-Vからイプシロンへの系譜。そして「おおすみ」打ち上げに遡った関係者の回顧録とH-Ⅱ系の打ち上げに関する各担当者のコメントが付いた、珍しい観点の本。内容的には初心者向け。2013/04/27
あさばー
0
所々、専門的な用語が出てきて、素人の私には「?」と思うことがありましたが、ロケット野郎たちの、ロケットを愛する気持ちがあふれている本でした。日本で初めての衛星「おおすみ」の名前の由来にほっこりと暖かい気持ちになりました。2013/11/26
w_h_o
0
イプシロンの解説もっと充実させてほしい。JAXAS配布してくれー。2013/05/05
toshi
0
イプシロンだけでなく、日本のロケットの開発の歴史などロケットに関する話や、ロケット打ち上げに携わる人達の声などテンコ盛りの内容。 ただ、何の説明も無くいきなり専門用語が出てきたりして面喰うところも・・ 巻末に用語解説を付けて欲しかった。2013/04/23
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