目次
1 海にゆられて上海へ(ウヨウヨいるもの;超早起き、波涛への想い ほか)
2 たとえばシメコロシの木(誰かが見ている;たとえばシメコロシの木 ほか)
3 夏のおわりの焚き火の前で(我、光合成人間となりて;小さな異次元的旅行 ほか)
4 うどんのお詫び(映画、駅弁、ドロンコ怪物;絶対笑える五本の映画 ほか)
5 汚されたシルクロード(脈絡もなくスランプだあ;小さいモノの大きい未来 ほか)
著者等紹介
椎名誠[シイナマコト]
1944年東京生まれ。作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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禿童子
31
2012年刊。「サンデー毎日」に長期連載していたロングエッセイ。椎名誠の作品は処女作『さらば国分寺書店のオババ』以来、思い出したように読んでいる。基本的に身辺雑記だが、やんちゃな振る舞いと冒険的行動が面白い。「たとえばシメコロシの木」が短くまとまっていて良い。でも1944年生まれだから、立派な後期高齢者。今でも同じことをしているとしたらまるで三浦雄一郎だが、さて。2022/01/06
takeapple
17
書いている椎名さんも早朝に起きてしまうそうですが、読んでる私も毎朝4時に起きてしまうので、ヘッドランプ装着で早速読書。しかしこの本はそれには向かないことが判明。「キンキンでいいのか」という章を読みだしたらあまりの面白さに笑いが止まらず、かと言って声を出して笑うと隣で寝ている妻がうるさいだろうと堪えていたら腹が捩れて大変困った。兎に角面白いです。2018/06/22
ROY
8
椎名誠ってこんなにふつうの人だったっけ?ワイルドじゃなくなった?海外を旅するより孫と陽だまりで話をしている方が楽しいと仰るのだから、きっと丸くなられたのでしょう。2013/11/03
ikedama99
5
図書館から借りました。楽しく読みました。いつもよりは、ゆっくりと動いている感じがあります。できなかったことと人生の話は面白かった。自分もそれなりに年を経たのかな・・とも思ったりもする。また、この世界に触れられてよかった。2016/03/23
犀門
5
#045★★★★★自宅じゃ焚き火は出来ないけど、家人が寝静まった夜にウィスキーなんぞを舐めながら読むのが最高の黄金時間だな。2013/04/26