内容説明
最強経営者の魂に触れよ!「日航」再建の次は、日本再生!逆境をはね返す成功の哲学を伝える。4年ぶり、渾身の書き下ろし!なぜ稲盛経営は最強なのか?なぜいま、注目を浴びているのか?その答えが本書にある!
目次
第1章 日本の盛衰
第2章 「燃える闘魂」の経営
第3章 世のため人のため
第4章 徳をもってあたる
第5章 心を変える―日本航空の再建
第6章 日本再生
著者等紹介
稲盛和夫[イナモリカズオ]
1932年、鹿児島市に生まれる。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年から名誉会長。また84年に第二電電(現KDDI)設立し、会長に就任。01年に最高顧問。10年に日本航空会長に就任。代表取締役会長を経て、13年に名誉会長。84年には私財を投じ稲盛財団を設立し、理事長に就任。同時に国際賞「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった方々を顕彰している。他にも若手経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、経営者の育成に心血を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MI
87
著者が、「燃える闘魂」を持って働くことの意義を語る。日航再建当初、社員は高飛車で嫌いな会社だった。根気強く社員と話し合いし、「次もこの会社を使おう」と思ってもらえるよう社員教育を徹底した。東日本大震災を経て、社員が自ら考えて迅速にお客様のために行動したことで感謝の手紙が多数届いた。今日本に足りないものは「負けてたまるかという熱い闘魂」。「手の切れるようなものを作れ」それはあまりにも完璧なため、手が触れたら切れてしまいそうな非の打ちどころがないものづくり。厳しくも熱い経営論はとても参考になった2024/02/29
ニッポニア
52
稲森和夫のスピリット。我々は本によって知ることができる。それを学ばずして何を学ぶのか。表紙の見つける先に何があったのか、を追い求めることが第一歩。以下メモ。闘争心が経済成長を支えた面もあった。本当に危機が迫ってくると、繰り返し解き続けなくてはならない。経営としての判断は、人間として何が正しいのかを問う。勝利を収めるまで果てしなく戦い抜くような闘魂が絶対に必要。「すむ世界」が変わる。2023/07/16
それいゆ
28
意識改革をして心を変えていくことが経営の鉄則であるという稲盛氏の言うことは、京セラ、KDDIを設立し、JALを短期間で再生させた実績があるからこそ、当たり前のことを言っているだけなのですが、すべての言葉に説得力があります。日航再建の章を読みたくてこの本を手にしたのですが、もう少し具体的な再建話を聞きたかったです。抽象的な闘魂論は分かっているので、個々の現場でこんな事例・無駄があって、こう改革したんだという話をたくさん書いて欲しかったです。残念ながらそういった事例はほとんど紹介されていません。2013/11/23
フジマコ
27
仕事ってテクニックじゃないと思う。仕事をなしとげるために必要なのは技術じゃなく想いだと思う。稲盛さんの本を読むとその思いが間違ってないって思う。燃える闘魂って稲盛さんのようなおじいちゃんから聞くと凄いと思う反面、悔しいと思います。負けるかぁって(^^)お客様を大切にするためには、お客様に接してる社員がお客様を、大切にしないといけない。 それを達成するには、会社が社員を大切にしないといけない。上の人間が下を守る。生半可な技術論よりそんな話を語ってくれる人に僕はさすがやなって思うのであります。2014/01/30
黒頭巾ちゃん
27
「精神論」です。単に「頑張れ、気合い」ではなくて経営者に向けて「従業員と会社の命を守る」精神論です。給与削減では経営陣は報酬30%ですが、社員は5%の給与カットと言動一致。他の削減では、「価格の見直しの時期」と前向きです。これから必要な考えは「足るを知る」「利他の精神」。大量消費の時代から、「質」の時代にしないと日本は生き残れないから。「質」とは売るものと受け入れるものです。その精神を具現化するために『燃える闘魂』が必要なのです。JALの再建以外は、他の著作と被ります。因みに元JAL社員は使えませんでした2013/12/20