内容説明
強化され恒久化される米軍基地、戦場さながらの軍事訓練、日米軍事一体化への企み…住民の苦しみと怒りの声を聞き、日米安保・地位協定・密約の闇を暴き、沖縄戦の記憶をたどりながら、戦争というこれ以上ない危険を負わされた沖縄の歴史と今を描く。
目次
第1章 米軍機墜落事故
第2章 オスプレイ強行配備と日米安保の密約
第3章 危険な普天間基地とオスプレイ情報隠蔽をあばく
第4章 やんばるの森に米軍ヘリパッドはいらない
第5章 基地周辺住民の終わりなき痛み
第6章 果てしない爆音と日米地位協定の壁に抗して
第7章 米軍優位を絶対化する基地権の密約
第8章 米軍人・軍属犯罪の裁判権と地位協定の密約
第9章 新基地建設の真の狙いと日米軍事一体化
第10章 沖縄戦の記憶に根ざした問いかけ
著者等紹介
吉田敏浩[ヨシダトシヒロ]
1957年、大分県臼杵市生まれ。ジャーナリスト。アジアプレス所属。ビルマ北部のカチン人など少数民族の自治権を求める闘いと生活と文化を長期取材した記録『森の回廊』(NHK出版)で、1996年、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。近年は、戦争のできる国に変わりつつある日本の現状を取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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