内容説明
この本のねらいは、古風土記に残された古老伝承や地名起源説話を取り上げて、人と神とが背中合わせで生きていた時代に育まれた人間生活に触れてみることにある。そこには「記紀」とは異なった神話的世界観が確かにあるように思うからである―。第一人者が明らかにする、『風土記』研究の過去・現在・未来。『古事記』『日本書紀』とは異なる、神々の姿、人々の生活が見えてくる。
目次
第1章 地名起源説話にみる古代人の考え
第2章 各国風土記の世界
第3章 風土記と「記紀」・万葉集
第4章 風土記成立論の考察
第5章 風土記の理念と本質
第6章 戦後の風土記研究―そのあゆみと展望
著者等紹介
橋本雅之[ハシモトマサユキ]
皇學館大学大学院文学研究科修士課程修了。相愛女子短期大学助教授・相愛大学教授等を歴任、2004年から皇學館大学社会福祉学部教授、2010年皇學館大学現代日本社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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