引き算の美学―もの言わぬ国の文化力

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620321103
  • NDC分類 911.304
  • Cコード C0095

内容説明

引き算、省略、その果てに生まれる余白の力。東日本大震災復興からも証明された「日本人の美徳」について、渾身の書き下ろし。

目次

はじめに 引き算、省略、余白の文化
第1章 季節の移ろいと自然観の違い
第2章 ハイカイからハイクへ
第3章 型と余白
第4章 世界の中の俳句
第5章 俳句の力
おわりに 俳句の役割・日本の責任

著者等紹介

黛まどか[マユズミマドカ]
俳人・神奈川県生まれ。1994年、「B面の夏」五十句で第四十回角川俳句賞奨励賞受賞。1996年、俳句誌「月刊ヘップバーン」創刊・主宰(2006年、通巻百号を機に終刊)。2002年、『京都の恋』で第二回山本健吉文学賞受賞。2009年12月、2011年6月上演のオペラ「万葉集(明日香風編・二上挽歌編)」の台本を手がける。2010年4月~2011年3月、文化庁「文化交流使」としてパリを拠点に活動。現在、「日本再発見塾」呼びかけ人代表、京都橘大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Junichi Watanabe

1
読了。「物欲は物欲を生むだけで決して充足感を与えてくれない。」我々日本人は戦後、より便利に豊かに利便性、快適さを追求してきた。その結果、日本人として大切なものを無くしてしまったように思える。言わない事や相手の気持ちを察する心遣い等、忘れていないだろうか。2012/05/19

ゆき

0
図書館本:自分が大切にしているものを世界に伝えていくときに守るものは何だろう。2014/07/30

チョビ

0
フジケン(元マイラバ、紅白でせっちゃんの後ろでギター弾いてた人、変なTシャツ好きなところが、宇宙兄弟の登場人物を思わせる)おすすめ本。チバユウスケの詩が好きな人は、結構共感できる節があると思います。2013/01/03

カツ丼

0
著者が昨年1年間、文化庁の「交流史」として、パリを拠点に外国人へ俳句を布教?したお話。外国人には、5・7・5や季語のルールを理解させることが困難であったとのこと。しかし、彼女はこの型を崩すと、単なる短いポエムにしかならないと訴える。そのとおりだ。異国文化を学ぶ(広める・理解する)には、相応の労力が必要だ。今後の彼女の活動を注目したい。。。美人ですしね。。。。2012/09/23

HH2020

0
2012/06/26

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