生まれてはならない子として

個数:

生まれてはならない子として

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620320595
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0036

内容説明

隔離収容された両親の苛酷な人生。国の政策や社会の偏見のなかで自らを隠して生きた苦難の日々。ハンセン病患者の両親のもとに生まれた著者が、人間の尊厳を取り戻す闘いを綴る記念碑的な作品。

目次

第1章 親子の別れ
第2章 独り立ち
第3章 准看護学院
第4章 もう一人の私
第5章 結婚生活
第6章 ささやかな幸福
第7章 苦難の日々
第8章 母とともに
第9章 裁判、そして新たな出会い
第10章 私の使命

著者等紹介

宮里良子[ミヤサトリョウコ]
1944年、九州に生まれる。1962年3月、准看護学院卒業後に看護師となる。2001年2月、ハンセン病国賠訴訟西日本訴訟の遺族原告として熊本地裁に提訴(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃんみー

45
「生まれてはならない子」ってどういうことだろう?私はこれを障害を持って生まれた、と思ってました。著者、宮里良子さんはハンセン病の親のもとに生まれその殆どの人生において自分を偽って生きてきたんですね。どれほど傷ついたことだろうか?と思います。らい予防法が廃止されたのは平成になってからなんですね。知りませんでした。私にとってはつい最近のこと。生まれるべく子どもがこの病気の風評被害で生まれてこられずホルマリン漬けにされてるくだりは読んでいて辛かったです。ドリアン助川さんの本を読んでからハンセン病が気になってます2016/10/07

美登利

38
タイトルを見たときにどういう理由で?と思い手に取った本。著者はハンセン病患者の娘として生まれ、それを周りには隠しながらも、隔離された両親に会いに幼い頃から遠い道のりをゆく。ハンセン病の差別は実際には見聞きしてませんが、助川さんの「あん」を読んだことで気になっていました。彼女はご両親ともハンセン病で本来ならば堕胎させられてこの世には居なかったかもしれないと言う思いと、その家族として差別を受けた様々な恐怖を語っています。裁判のことは巻末の弁護士や被害者の会の代表の方々の文章がとても分かりやすかったです。2015/03/04

のの

11
自分もハンセン病問題について研究していた身でありながら、これまで患者家族に対する視点が抜け落ちていたことを、この本を読んで気付かされた。どうしても本人に視点を置いてしまっていたので、家族がハンセン病になったからといって離縁するなんて酷い、家族の絆なんて脆いものだと思ってしまっていたけれど、この思いは家族の方にさらなる苦しみを押しつけていたんだろうなと…。本人が療養所に隔離されたのも、家族が絶縁しなくてはならなかったのも、ひいては国の政策が作り上げた社会のせいだった訳で。日本国憲法ができた後もそれは続き。2012/12/26

tecchan

1
太平洋戦争末期、子を産むことを厳禁されたハンセン病療養所を7カ月の身重で脱走した両親から生まれた著者の壮絶な記録。再度療養所に隔離された両親とは生き別れ状態になりながらも、常に前向きに、看護師、妻、母として、偏見と差別と闘いながら生き抜いてきた著者。 親子の愛とは、差別とは、生きることとはなど、深く考えさせられる。2016/03/26

ちゃいタイム

0
ハンセン病の親と引き離されて育った主人公の目を通して差別と偏見が浮き彫りになる。誤った国策によって人生を奪われてしまった人々に、今もなお差別や偏見はなくなっていない。新聞でもハンセン氏病の裁判の記事が載るけれど、何を持ってすれば埋め合せることができるというのか。2016/04/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3170243
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品