出版社内容情報
88歳で生涯を閉じた、戦後日本を代表する国際ジャーナリスト大森実。ベトナム戦争中ハノイに西側記者として初潜入した「記者魂」に迫る。
内容説明
一九六五年九月二十三日。大森実は、西側記者として初めてベトナム戦争下のハノイに入った。世界的な快挙の後に待ち受けていたのは、その報道を批判するアメリカとの闘いであった―。「エンピツ一本」。現場にこだわり、アメリカに真っ向勝負を挑んだ国際ジャーナリストの実像に迫る。渾身のノンフィクション。
目次
第1章 四十五年ぶりのハノイ(ハノイに到着;地方を見にナムディンへ;遂にハンセン病院へ)
第2章 国際ジャーナリストの誕生(神戸と国際性;神戸高商時代;ジャーナリストへ;大阪ジャーナリズム)
第3章 泥と炎のインドシナ(特派員として;ケネディ勝利を速報;帰国;米ジャーナリストとの出会い;連載スタート;不完全燃焼の思い;ハノイへ;ライシャワーの名指し批判;ニール・シーハンの考え;朝日との分断作戦)
第4章 アメリカへの愛憎(愛する編集局を去る;良質紙の立ち上げ;洋上大学成功;長嶋茂雄へ五輪を解説;オブザーバー解散;たった一人の愛弟子の死;ライフワークへの挑戦;政界からの誘い;サムライの死)
著者等紹介
小倉孝保[オグラタカヤス]
1964年、滋賀県長浜市生まれ。関西学院大学社会学部卒業。1988年、毎日新聞社入社。大阪本社社会部から外信部、カイロ、ニューヨーク各支局長を経て2010年4月より外信部副部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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