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内容説明
地獄?結構じゃないのさ。ほら閻魔かかってこいや!稀代の個性がぶつかり合う、天衣無縫のガチバトル。
目次
対談 往復書簡、そのまえに
往復書簡―2009.6/28~2009.11/29
対談 政と性
往復書簡―2009.12/6~2010.6/27
対談 性と差別
著者等紹介
中村うさぎ[ナカムラウサギ]
1958年、福岡県生まれ。同志社大学卒業後、OLなどを経て作家デビュー。ジュニアノベル「ゴクドーくん漫遊記」シリーズ(角川書店)などで好評を博す一方、浪費、美容整形などの実体験をもとにしたコラム「ショッピングの女王」(文春文庫)などで注目を集める
マツコ・デラックス[マツコデラックス]
1972年、千葉県生まれ。美容専門学校を経てゲイ雑誌の編集部に勤務。その後、エッセイスト、コラムニストに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
76
「まあね、こういう不毛な話をこれからしていきましょうよ」とうさぎさんの言葉から始まる往復書簡集は言葉とは裏腹に、不毛にして人間の根底を深く鋭く抉りつつの魂のやりとりで、時に切なく苦しく、儚いけれど心底あったかい。生きている世界とは結局は自分の目で見て脳で捉えた個人的な解釈の幻想にすぎず、すべての真理なんて変動自在で手に負えない。でも、そこを生き様を交えながら語り合っていく二人のやりとりにどんどん吸い込まれあっという間の読了に。垂れ流しの自意識という在りのままがとても愛おしい。2015/10/20
きさらぎ
75
世間からは後ろ指をさされながらも自分の幸せを求めて生きてきた二人を少し羨ましく思う。わがままな生き方のようだが、「結婚して子供を産む」という選択をしなかった者がその欠落感をどう解決するか、周りの人たちに恵まれていてももっと愛されたいと思うのは欲張りなのか、男の期待に添う気がなければ幸せになれないのかと悩みながら生きている。他者とも世界とも繋がっていない人はいっぱいいて、みんなどうにか折り合いをつけて生きている。天国は地獄の真ん中にあるのだから、天国を見たければ自ら地獄に飛び込みなさいはきっと激励の言葉!2017/09/02
まーちゃん
61
「月曜から夜更かし」が面白くて借りてみる。2009〜2010年サンデー毎日掲載。マツコ大ブレイク直前か。正直、軽く笑えて面白いというのを期待してただけだった。中村うさぎにも、毎度お騒がせなキワモノライターというイメージしかなかったのだけれど。冒頭こそ政治の話やフェミニスト論も出ていたが、間もなくほとんどが壮絶な自分探しの対談になっていた。途中から私はマツコそっちのけになって、うさぎの痛くて痛くていたたまれない魂の叫びに心が釘付け(?)になってしまった。ビックリ!続きも読まなくちゃ。2014/03/01
青蓮
60
今ではすっかりブレイクしたマツコさんですが、本書を読んでると毒舌家というより、何かに足掻いている姿が浮かび上がってきます。内容も4年くらい前だし、ある意味彼(彼女?)にとって過渡期だったのかな。でもこんな風に相手を慮りつつ、言いたいことをしっかり言葉にする関係が羨ましい限り。読んでて面白かったです。2014/07/12
あつこんぐ
32
図書館本。お互いに褒めたり、貶したりして本気で話せる相手がいるのはうらやましいです。女同士って褒めるのはよくても貶すのは難しいですよね。時々、マツコの自虐具合いが痛々しく思いますが、二人とも頭がいいなぁと思います。お酒飲みながら話したら楽しそう。でも、けちょんけちょんにやられるかなぁ(笑)2018/11/13
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