国土学事始め

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620317656
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0036

内容説明

国土への働きかけというものは、悠久の時間の中で、世界の空間の中で考えていかなければならないと思う。それがいわば、国土学なのだ。―美しいニッポンを後世に残すために。

目次

第1章 未来は過去にある
第2章 古代の知恵を知る
第3章 交流が文化をもたらす
第4章 日本の都市と土地を考える
第5章 日本の国土を理解する
第6章 国土の実情を見る
第7章 国土学のすすめ

著者等紹介

大石久和[オオイシヒサカズ]
昭和20年生まれ。兵庫県出身。昭和45年、京都大学大学院工学研究科修士課程修了。同年、建設省入省。平成5年、国土庁計画・調整局総合交通課長。平成7年、建設省道路局道路環境課長。平成8年、建設省大臣官房技術審議官。平成11年、建設省道路局長。平成14年、国土交通省技監。平成16年、財団法人国土技術研究センター理事長。同年、早稲田大学大学院公共経営研究科客員教授。平成17年、東京大学大学院情報学環特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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かず

3
著者は元国交省技監を務められた土木官僚ですが、本書の半分は歴史のお話です。その博識ぶりに感心させられました。著者は江戸時代の人口増加と新田開発の相関性を見、そこに土木事業の果たした功績を見て取ります。そして、土木事業(国土の改良)は永続的に行う必要性がある、と訴えます。社会保障費との対比的論評による公共(土木)事業への批判は多いですが、私は「公共(土木)事業も、広義の意味で社会保障事業である」と考えます。財政、将来需要予測との対比はもちろん必要ですが、やるべきことを行うことは子孫への義務であると感じました2015/01/12

酉井舎

1
この本から「日本人はなぜ大災害を受け止めることができるのか」や、「国土と日本人」につながると考えたら、日本の諸問題がこの頃から指摘されていたのかと著者の先見性が感じられる。国土に合った政策や事業は、必要なのだ。2013/11/16

フェイ

1
前半は過去の歴史と土木事業について書いていて、後半はわが国の国土が土木的にどう諸外国と異なる特徴を持っているのかを8つの特徴に分けて解説している。その特徴はなるほど。と言えるものばかりであった。 ※国土の特徴や高速道路のネットワーク構想はもちろん、江戸時代に年貢取り立て権を売って新田開発の資金調達をしたエピソードなどは,物語創作に役立つと思う2013/08/24

RYU

1
土地の所有権には制約がある。土地は私的なものではない。先祖から代々受け継がれてきたものであり、次の世代に受け継いでいかなければならない。国土とは何か、インフラとは何か、いろいろなことを考えさせられた。官・民と公・私は異なる。おもしろかった。2009/08/09

KOBAYASHI

0
2012/02/19

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