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国境を越えて―戦禍を生きのびたユダヤ人家族の物語

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  • サイズ B4判/ページ数 59p/高さ 26X27cm
  • 商品コード 9784892385971
  • NDC分類 K936
  • Cコード C8798

出版社内容情報

1939年春、第2次世界大戦が勃発する寸前のヨーロッパでは、ドイツ軍の侵略が至る所に延び、国境は次々に閉ざされ、捕らえられたユダヤ人家族は引き離されて、収容所に送りこまれていました。そんな中、幸運にもビザを手に入れて逃亡に成功した家族がいました。そしてそこには、政府に逆らってユダヤ人にビザを出し続けた日本人領事の姿が。貴重な資料写真とともに今語られる、ユダヤ人家族がくぐり抜けた戦争。

内容説明

1939年春、第2次世界大戦が勃発する寸前のヨーロッパでは、ドイツ軍の侵略が至る所に延び、国境は次々に閉鎖され、捕らえられたユダヤ人家族は引き離されて、収容所に送りこまれました。そんな中、幸運にもビザを手に入れ、生き延びた家族がいました。そしてそこには、政府に逆らってビザを出し続けた日本人領事の姿が…。

著者等紹介

カプラン,ウィリアム[カプラン,ウィリアム][Kaplan,William]
イーゴル・カプランの息子。法律家で、歴史・政治問題の著書がある。トロント在住

タナカ,シェリー[タナカ,シェリー][Tanaka,Shelly]
編集者であり、児童文学作家として受賞歴も持つ

テイラー,シュテファン[テイラー,シュテファン][Taylor,Stephan]
オンタリオ州立美術大学出身。初めてイラストを手がけた絵本“Puddleduck”と、それに続く“Kwanzaa”は話題を呼んだ

千葉茂樹[チバシゲキ]
1959年、北海道生まれ。国際基督教大学卒業。児童書の編集に携わったのち、現在は北海道当別町で翻訳者として活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かおりんご

31
絵本。幸運にも、杉浦千畝さんのおかげで、カナダへと移住できたユダヤ人家族の物語。高学年から。2015/08/21

Cinejazz

16
1939年春、ナチス・ドイツの迫害を逃れ、バルト海沿岸の街メーメルからリトアニアの首都カウナスに辿り着いたユダヤ人のカプラン一家が、日本領事館を閉鎖した杉原一家が立ち去ろうとする寸前、日本への入国を認めたビザ(査証)を入手、ソ連軍のリトアニア国境閉鎖前に、シベリア横断鉄道でソ連を脱出、神戸港からカナダへの移住を果たした家族の壮絶な物語。この絵本の作者の一人は、カブラン家の長男<ウィリアム・カプラン>であり、紙一重の幸運が命を繋ぎとめた奇跡を語り継ぐ、貴重な書物となっている。2022/08/10

ゆにす

7
ユダヤ人の父、ソ連人の母、少年、妹がリトアニアからソ連、日本を経てカナダへとナチスから逃れる実話。杉原領事がまさに領事館から出るとことで、ビザをもらう。神戸にユダヤ人を助ける組織があったとは驚き。ユダヤ人迫害は悲劇で終わる話しが多いけれど、これは助かる話しなのでほっとした。2011/07/09

lovemys

5
ただ生きることがこんなに大変だなんて。それでも生き延びれただけ良かった。日本でユダヤ人難民を受け入れていたこと、知りませんでした。混沌とした時代に、自分の正義を貫くのは大変だっただろうに。色々な想いが交差する絵本でした。2021/11/05

ゆう

3
著者は、物語の中で登場する息子イーゴル・カプランの息子さんで、この絵本は実話をもとに描かれています。絵本ですが、当時の写真や日本への入国を認められたビザもそのまま載せられていて、社会資料としても読めます。ユダヤ人迫害について知るきっかけとなる本。中学生にもおすすめ。 「ぼくたち、どこにいけばユダヤ人のままでいられるの」 のひとことが印象に残りました。2012/04/21

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