内容説明
壮大な宇宙を舞台に、最新の天文学理論と、仏教の宇宙観・生命観が交錯する、世界的天文学者ウィックラマシンゲ博士と、池田創価学会名誉会長との叡知の対話。
目次
第１章 宇宙と人間（詩と科学と；地球外生物は存在するか；宇宙の調和とリズム；仏教の宇宙論；現代科学の宇宙論をめぐって；時間・空間の４次元だけで宇宙は理解できるか；生命の誕生と進化）
第２章 科学と宗教（新たな世界観を求めて；近代科学とキリスト教；近代科学とギリシャ哲学；危機に直面する科学；西洋と東洋の諸科学；中国漢方医学とインド医学；２０世紀の技術の成果について；科学と仏教の接点）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とせ
1
宇宙科学と宗教思想はここまで絡み合うのかという程の高度なレベルでの対話であり、超専門的な事例から生命の目的観まで、この260ページに収まっているのが不思議なほど濃密な本であった。 第一章では「宇宙と人間」と題し、現代における宇宙の理解と仏教の宇宙の捉え方について議論がされていた。第二章「科学と宗教」では、歴史的な背景から様々な時代や国における科学の体系的な特徴や問題点を考察し、最後の節では科学と仏教の地球の捉え方について議論されていた。2020/03/03
