内容説明
無罪判決があいついでいる。真実を故意に歪め、おおい隠そうとするものがある。松川、八海、日石・土田邸など数々の冤罪事件の弁護をしてきた著者が怒りをこめて告発する。
目次
1 裁判と真実(真実は神様にしかわからないか;戦後冤罪事件論;おそるべき裁判;国民による裁判ある陪審裁判;占領下沖縄の陪審判裁)
2 政治と真実(国家秘密法の秘密―権力の欺瞞について;政治と「真実」について;昭和史の中の二つの「行革」;新聞と世論と真実の古くて新しい関係―ドレフュス事件をめぐって;考える旅―ドレフュス事件とロマン・ロラン;「革命」と人権を問う)
3 人間と真実(正木ひろし;正木ひろし略年譜)