毎日文庫<br> ある行旅死亡人の物語

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毎日文庫
ある行旅死亡人の物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 280p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784620211091
  • NDC分類 367.7
  • Cコード C0195

出版社内容情報

はじまりは、たった数行の死亡記事だった。
大金を残して孤独死した身元不明の女性は一体誰だったのか?
「名もなき人」の半生を追った記者たちの執念のルポルタージュ。

「圧倒的ノンフィクション・ミステリー」ついに待望の文庫化。

2020年4月。
兵庫県尼崎市のとあるアパートで、女性が孤独死――。

現金3400万円、星形マークのペンダント、数十枚の写真、珍しい姓を刻んだ印鑑……。記者二人が、残されたわずかな手がかりをもとに、警察も探偵も解明できなかった身元調査に乗り出す。
舞台は尼崎から広島へ。たどり着いた地で記者たちが見つけた「チヅコさん」の真実とは?
「行旅死亡人」が本当の名前と半生を取り戻すまでを描いた圧倒的ノンフィクション。
巻末に、文庫版特別対談を掲載予定(武田惇志×中森弘樹・立教大学准教授)


【目次】

内容説明

2020年4月。兵庫県のとあるアパートで、孤独死した女性が発見された。現金3400万円、星形マークのペンダント、数十枚の写真、珍しい姓を刻んだ印鑑。記者二人が、残されたわずかな手がかりをもとに、警察も探偵も解明できなかった身元調査に乗り出す。舞台は尼崎から広島へ。たどりついた地で記者たちが見つけた真実とは?「行旅死亡人」が本当の名前と半生を取り戻すまでを描いた圧倒的ノンフィクション。

目次

1(発端;兎の穴;橋の上の密談;警察と探偵;錦江荘;家系図を作る;アルバム;「沖宗さん」をたどる;身元判明)
2(面影;少女時代;消えた写真の男;今はなき製缶工場を訪ねて;原爆とセーラー服;「きれいな人だったから」;残された「謎」;配信と余波;旅果ての地)
対談 中森弘樹×武田惇志

著者等紹介

武田惇志[タケダアツシ]
1990年生まれ、名古屋市出身。京都大学大学院人間・環境学研究科修了。2015年、共同通信社に入社。大阪社会部、特別報道室などを経て、2025年よりデータ調査報道部

伊藤亜衣[イトウアイ]
1990年生まれ、名古屋市出身。早稲田大学大学院政治学研究科修了。2016年、共同通信社に入社。青森支局を経て2018年より大阪社会部。2023年退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

クキモン

19
店頭で見かけて小説だと思って購入したら、ノンフィクションでした。行旅死亡人という言葉を初めて知り、少ない手掛かりの中から記者が女性の身元を明らかにするその様は、小説よりも緻密で興味深かったです。結局、全ての謎が解けたわけではありませんでしたが、それだけに余韻が残ります。2026/10/24

ryo

4
行旅死亡人(住所・居所・氏名などが分からず、かつ遺体の引き取り手が存在しない死者を指す)。古いアパートで見つかった孤独死の女性「タナカチヅコ」さんの身元調査のを行った記者たちのノンフィクション。一気読みでした。2026/10/31

すも

4
行旅死亡人の身元を判明させるだけでなく、どこで暮らしていたか、どんな青春時代を歩んできたかなどを取材を通して明らかにするという記者の矜持のようなものが随分と伝わってきた。死亡女性には謎が残る部分もあるが、『行旅死亡人』から戸籍に記載されたひとりの女性に名寄せできただけでも相当な供養になるのではないか。また本書を読んで自分の行く末にも思うものがあった。あとがきにあるよう『私はいつか死ぬ』という現実。ほんの些細なものでもいいから、自分が確かに生きていた痕跡をカタチにしたいと思った。2026/10/25

りか

3
2020年4月、兵庫県で孤独死した身元不明の女性。わずかしかない遺品を手がかりに誰なのかを調べていく実話に基づいた謎解き。 少ない遺品からどうやって身元を調べていくのか、誰に繋がっていくのか…続きが気になってあっという間に読了📕 "行旅死亡人"という言葉を初めて知った。全ての謎が解けるわけではないけれど、生きてきた証は完全に消せることはなくて何かしらは残るのだな、と思った。2026/10/23

マサ

3
身元不明の死者を「行旅死亡人」ということを初めて知った。少ない手がかりから死者の身元を探り出す過程はミステリを読んでいるようで引き込まれた。が、少しずつ彼女の実像が明らかになっていくにつれていくつかの事実について「なぜ…」と大きな疑問が生まれてくる。そして晩年の彼女の日常と心情を痛ましく思い描いてしまう。「一人がさえんかったろうな」旧友シマヱさんの言葉がしみる。2026/10/22

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