出版社内容情報
戦後から平成にかけて数千万部を売った経済小説の巨匠・清水一行。彼の波乱の生涯を、その時々の日本経済の動向とともに描いた、圧巻のノンフィクション!
【目次】
内容説明
「兜町で、なぜ、どのような仕組みで大衆の金が巻き上げられていくのか。小説のなかで解き明かしたい」。神武・岩戸相場の実態を暴いたデビュー作『小説兜町』は発売一カ月で十八万部を突破。清水一行は一躍文壇の寵児にのし上がり、高度経済成長期の日本社会の暗部を剔抉する作品を量産した。人間の業を見抜くその冷徹なまなざしと波乱の生涯は、今なお私たちを魅了する―。
目次
第一章 玉の井
第二章 ああ、インターナショナル
第三章 藤原経済研究所
第四章 小説兜町
第五章 流行作家
第六章 動脈列島
第七章 信濃追分
第八章 ベルリンの壁
第九章 土に還る
著者等紹介
黒木亮[クロキリョウ]
1957年、北海道生まれ。早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院修士(中東研究科)。都市銀行、証券会社、総合商社を経て、2000年、大型シンジケートローンを巡る攻防を描いた『トップ・レフト』でデビュー。1988年からロンドン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ@no book, no life.
96
経済小説作家・清水一行氏をご存知ですか?。僕は清水一行氏の小説を学生時代に貪る様に読んだ時期がある。その殆どは失念していたが、本作はなかなか精緻に書かれており、懐かしく想い出した。解説にも出てくるが、経済小説の第一人者は城山三郎・梶山季之・清水一行である。中でも人間の業みたいな悪い物を描く清水作品は強烈な印象を残す。その上で、彼の共産党への尽きぬ想いや各出版社との労苦から華々しい関係、僕も驚いた作風の晩年のかぞくのいくさ迄、黒木氏の筆で鮮やかに清水一行氏という人となりと作風を現代にて改めて知れたのである。2026/02/28
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