出版社内容情報
その駒には魂が宿っている――戦死した駒師が遺した傑作はどこへ? 棋士の夢破れた青年が、再起をかけてその行方を追う! 幻の将棋駒をめぐる希望と再生の物語。
【目次】
内容説明
棋士をめざしながら挫折した小磯竜介は、偶然から戦死した大叔父が駒師であったことを知る。大叔父は自ら考案した書体「無月」の駒を完成させた後、戦地へ発ったという。「天性の駒師」の生涯に強く惹かれた竜介は、この駒の行方を追い始める。東京からシンガポール、マレーシア、アメリカへ―そして旅の終わり、彼が目にした驚きの光景とは?第34回将棋ペンクラブ大賞を受賞した傑作長編。
著者等紹介
松浦寿輝[マツウラヒサキ]
1954年生まれ。作家、詩人、批評家、仏文学者。東京大学名誉教授。1988年、詩集『冬の本』で高見順賞、95年、評論『エッフェル塔試論』で吉田秀和賞、96年、評論『折口信夫論』で三島由紀夫賞、2000年、『花腐し』で芥川賞、04年、『半島』で読売文学賞、17年、『名誉と恍惚』で谷崎潤一郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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広瀬研究会
5
プロ棋士になる道をあきらめ、奨励会を去った竜介。南方で戦死した大叔父が実は将棋の駒を作る職人、つまり駒師であったことを知り、俄然興味を持つ。大叔父の知己を訪ね歩く竜介の探索は、やがて大叔父が自ら編み出した書体「無月」で彫られた駒を追い求める旅となり、その行先は日本を飛び出してシンガポール、マレーシア、さらにその先へと続いていく。この手の話では憎まれ口をたたくオッサンのパートが面白いのが定番だけど、この小説でも安井さんがいい味出してたなあ。そしてこの長い旅路の結末は………もう納得感しかありません。2026/04/11
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