出版社内容情報
秀吉没後、家康の東軍に属し、西軍の上杉景勝の会津を攻める伊達政宗。しかし、ひそかに上杉と和睦を結び、奥羽の地で第三の勢力を築き、やがて中央に攻め入る野望を胸に秘めていた。上杉の名将・直江兼続との攻防「北の関ケ原」を描く歴史巨編。
内容説明
独眼龍伊達政宗、天下取りの野望、再び!秀吉の没後、奥羽の地では伊達、上杉、最上の思惑が複雑に絡み、敵味方の区別すら判然としない状況となった。“北の関ケ原”を勝ち抜く者は誰か?家康との同盟とは別に、政宗は心中に壮大な企てを秘めていた。天下人への夢を生涯追い続けた、最後の戦国大名を新視点で描く歴史小説。
著者等紹介
近衛龍春[コノエタツハル]
1964年埼玉県生まれ。大学卒業後、オートバイレースに没頭。その後、通信会社勤務、フリーライターを経て『時空の覇王』シリーズで作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かずぺん
3
伊達政宗を主人公にした物語は、何冊か読みましたが、まだまだ読んで知りたい武将です。2025/01/28
緑つばめ
2
改めて伊達家が東北ではなくもっと日本の中心にあったなら、関ヶ原が一日で終わらず長引いていたなら···日本の歴史はどうなっていたかなどを考えてしまいます2024/11/10
好奇心
0
伊達の企て、歴史はたらればは、ないが政宗が信長・秀吉・家康と同年代であったならば、天下を争えたか? 天下を争うには居住地が、日本の中央から離れすぎていたのでは、島津にも同じことが言えるのでは、京都・岐阜・愛知当たり? であれば、逆のことを言えば、東北にいたからこそ、伊達家は潰されずに現在まで生き残れた、島津も同様、天下を取るか、生き残るかどっちが良かったか?忠臣でもあり軍師であった片倉景綱の存在が、政宗をより傑物に見せたのでは?2024/12/28
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