出版社内容情報
官邸の〈暗殺計画〉を暴け.
公安の異端コンビが永田町界隈で相次ぐ不審死の真相を追う。
内容説明
警視庁公安部のアンタッチャブル・椿は高級官僚を輩出する名家のスーパーエリート。その奇異な振る舞いに部下の宮澤は翻弄されていた。総理周辺のスキャンダル絡みで相次ぐ突然死。椿は官邸の“暗殺計画”を疑い、宮澤は内閣情報調査室の極秘捜査班に潜入する。殺し屋、ハッカー、元CIAとの熾烈な攻防。制御不能のルールなき戦いが始まる!
著者等紹介
馳星周[ハセセイシュウ]
1965年、北海道生まれ。横浜市立大学卒業。97年『不夜城』で吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞、98年『鎮魂歌 不夜城2』で日本推理作家協会賞、99年『漂流街』で大薮春彦賞、2020年『少年と犬』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TakeROC
2
慣れた。待ってもいました。絶望感の植え付けに長けた馳星周が別の顔を持ったと理解しました。本作は死者が出ます。法を侵す事を厭わない警察官が主人公?ですが、壮絶な殺戮は描かれず、頭脳戦が繰り広げられます。キャラクターと本筋は実写向きとは思われますが、本作は我が国の中枢機関が容認しないものかと考えます。伏線を回収した先の計画がノンフィクションとなってしまった現在においては、現実が超越しているため、手を出しづらい事案と言えます。作者もこの展開は予想していなかったと思います。やはり慣れない事をしたからでしょうか。2024/11/22
し~ちゃん
2
私は昔の馳さんの作品が好きだったので、コメディタッチのこちらはイマイチ。 よくぞ、600ページ超えの長文をこれだけ書けたなという印象。 公安アンタッチャブルな存在の椿が私には魅力的に感じないからかな。 奥田さんのコメンテーターに出てくるはっちゃけ医師と似てはいるけど、面白さが全然違う。2024/06/22
GAN RO
0
アンタッチャブル1を読んだ時こんな馳星周初めてと思ったので続編は難しいのではと思ったが流石直木賞作家だね見事に裏切ってくれた。ブラックジョークが癖になる、主人公のマヌケさも癖になる。2025/03/13
らら
0
合わない。冒頭でボツ2025/01/09
たかゆじ@石原プロは永遠だ!!!
0
面白かった!椿さんにもカノジョ(?)ができて辞令は出るはでまあひと段落。馳氏、ここまで書いてしまって大丈夫なのか。もしかして馳氏はアンタッチャブルな作家・・?2024/10/08