出版社内容情報
岩合光昭がとらえた、四季折々に愛らしいニッポンの猫たち。
数々の「猫句」(猫を詠んだ俳句)とともに贈る、ほのぼの写真集。
内容説明
大好評の写真集がついに文庫化!出会いは突然でした。とっておきの「ネコ写真」と「猫句」(猫を詠んだ俳句)のほっこりコラボ。見て、読んで、詠みたくなる―。3倍楽しい岩合ワールド!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
255
“猫の恋(妻)”って、平安時代〜鎌倉時代にも既に詠まれていたのだけど、当時はまだ季語とはされていなかったんですって。江戸時代に入ってから新季語として爆誕したと。そんな猫句を古今東西から選句したものを、岩合さんの写真と合わせて。大都会や住宅密集地では無くて、人里離れた場所に暮らすねこ達に思えますね。車の往来も少なく、安心して過ごせるのかなぁ。山林や漁港の風景とも良く合いますね。気に入った一句は「猫のためどこも開けおく冬扉」です。“冬”って直に言ってしまっているけどな。何だか優しい気持ちになります。2025/11/30
ネムコ
31
実は単行本で既読。手元に置きたくて購入。写真がきれい。岩合さんの一言はもう少し少なくても良かったかな。2019/08/24
k sato
28
タイトルに一目ぼれしました(´▽`)「猫の恋」は初春の季語です。発情期になるとゴロニャーと奇声が聞こえて夜は不気味に思うこともありますが、これを「猫の恋」と表現されると親しみの感情が湧いてきます。この本では、猫写真家・岩合光昭さんのお写真に、俳人の石寒太さんが選んだ猫に纏わる俳句「猫句」が添えられています。わたしが気に入った猫句はこちらです。『色町や真昼ひそかに猫の恋(永井荷風)』。昼間から猫目を忍んで密会ですかにゃ♡遊郭の昼は閑散としてますので、密会場所にはうってつけだったのかもしれません。2023/11/21
宇宙猫
22
★★★★★ 俳句付き写真集。写真も素敵だけど俳句もいい。正岡子規の「内のチヨが隣のタマを待つ夜かな」が一番好き。2022/10/01
定年(還暦)の雨巫女。
17
《私-図書館》猫句+岩合作品の最強コラボ。猫句とぴったりの猫の写真。2020/06/06




