出版社内容情報
伊予松山で活躍したヒスイと救吉、そして藩士の辰之進らの姿は、不穏な空気の漂う江戸にあった。それぞれの抱える事情で上野戦争に向かった3人はより大きな戦に巻き込まれていく……。幕末の伊予松山を描いた歴史巨編!『青嵐の旅人』に続く、感動の第2弾。
【目次】
内容説明
慶応4(1868)年夏。前年に大政奉還が行われた江戸の町で、ついに新たな戦が始まった。戦を誰より厭いながら同郷伊予松山(愛媛)の原田左之助を連れ戻すべく上野の山に向かったヒスイ、彼女を追う弟の救吉、家老の娘嵐花を追って同じく駆けつけた藩士青海辰之進。かつて戦を通じて絆を深めた三人の若者は、はからずも再び戦の渦に巻き込まれる。一方、遠く離れた伊予松山では、死んだと思われていた“ある男”が町外れで目撃されて…。壮大なスケールで幕末の一幕を鮮やかに描いた『青嵐の旅人』に続く、シリーズ第二弾!
著者等紹介
天童荒太[テンドウアラタ]
1960年愛媛県松山市生まれ。86年「白の家族」で野性時代新人文学賞を受賞。93年『孤独の歌声』が日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『家族狩り』で山本周五郎賞、2000年『永遠の仔』で日本推理作家協会賞、09年『悼む人』で直木賞を受賞。13年には『歓喜の仔』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
145
天童 荒太は、ほとんどの作品を読んでいる作家です。旅人シリーズ第二弾、今回は上野の彰義隊の戦いがメインでした。三部作構想なので、まだ続きがあります。 第三弾「流星の旅人」も読む予定です。 https://mainichibooks.com/books/novel-critic/post-760.html2025/12/08
ゆみねこ
70
慶応4年夏、大政奉還後の江戸が舞台。戦を厭いながらもその渦中に飛び込み、怪我人の救護にあたる鷺野ヒスイと弟の救吉。上野の山での彰義隊と新政府軍との戦いに家老の娘・嵐花が飛び込み、連れ戻すためにそれを追う藩士の青海辰之進。上野の戦いに敗れ、怪我を負った嵐花を守りながらヒスイと辰之進の3人は北へと向かう。一方、伊予松山では死んだと思われたある男が生きていた。物語は最終章へ向かう。完結編「流星の旅人」が待ち遠しい。2025/12/17
hirokun
29
★3 天童荒太さんの新刊は、旅人シリーズの第二巻。今回は、上野の山での彰義隊と新政府軍の戦いを舞台にした作品で、第一巻からの主人公である鷺野姉弟の生き方を軸にそれに関わる人々の物語が展開される。幕末から明治初期を描いた壮大な大河ドラマで今後第三巻の刊行も予定されているとの事、次作が期待される。この小説と関わりの深い松山・道後温泉を第一巻読了後訪れ、道後温泉の歴史が記述された記念館を興味深く見学させてもらった事が思い出される。2025/12/19
いもぷ
5
ヒスイと救吉の誰の命も大切にしたいという強い気持ちとそれが叶わない悔しさと虚しさ。今の世界情勢をみても何故いまだに戦争が無くならないのか悲しくなる。続編も楽しみ。2025/12/18




