出版社内容情報
警視庁FC室(フィルムコミッション)を舞台にした人気シリーズ第3弾。若き警察官が直面する仕事とは?警察官とは? 警察官×映画人が繰り広げる新時代の警察仕事小説。
【目次】
内容説明
映画人×警察官たちがおくる新時代の仕事小説。東京都内でハリウッド映画が撮影されることになった。監督は巨匠リーアム・バーク。日本での撮影は「世界の丑井勝」監督が務めるビッグ・プロジェクト。ところが、脚本も届かぬまま思わぬ事態が発生―特命を受けたFC室のメンバーが奔走する!あらゆる職業人への敬意と感謝を込めて。待望のシリーズ第3弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
165
今野 敏は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。警視庁FCシリーズ第3弾、今回は、とんでもない任務でした。 小説としては、読み易いのですが、章立てが全くないので、読むペース配分に苦労しました。 https://mainichibooks.com/books/novel-critic/-fc.html 9月は、本書で読了です。2025/09/30
いつでも母さん
127
ほとんど忘れているシリーズの一つ(汗)警視庁FC(フィルムコミッション)会話を楽しむお仕事作品だった。室長・長門にいいように使われる楠木だが、楽をしたいと望みながら案外とタフで使えるのが面白かった。お役所ってこうだよなぁ・・って右往左往する様子は(イヤ、お役所だけじゃないけどね)どこかで経験したことがあるのは私だけじゃないはず。またいつか会えそうな・・そんな予感もして読了した。2025/08/18
hirokun
38
★2 シリーズもの第三弾との事だが前作についてはほとんど記憶がない。警察組織も極めて組織の壁及び上下階層が強い組織であることが描かれている。ページ数は多いが字の大きさもあり簡単に読み切ることが出来た。内容的にもあっさりした内容。2025/08/19
ひさか
31
サンデー毎日2024年5月19・26日号〜2025年4月6日号掲載のものを2025年7月毎日新聞出版刊。ハリウッド撮影隊の便宜を図る警視庁FC(フィルムコミッション)室の活躍をなるべく関わりたくないという消極的な楠木の視点で書かれているのが楽しい。交渉事や根回しがヒョンなことで進展するシーンが出て来て、これが正解で現実的な解決方法だと納得させられてしまうところが面白い。前2作が未読なので読んで見よう。2025/08/28
ま
10
警視庁地域部.地域総務課所属の楠木(くすき)肇巡査部長が長門(ながと)警視からの特命にてFC(フィルムコミッション.映画撮影の便宜を図る窓口)室を兼任。同僚達とハリウッド映画の撮影をスムーズに進行させるべき、各関係者の許可を取り付けるお話。2025/09/18