出版社内容情報
警視庁FC室(フィルムコミッション)を舞台にした人気シリーズ第3弾。若き警察官が直面する仕事とは?警察官とは? 警察官×映画人が繰り広げる新時代の警察仕事小説。
【目次】
内容説明
映画人×警察官たちがおくる新時代の仕事小説。東京都内でハリウッド映画が撮影されることになった。監督は巨匠リーアム・バーク。日本での撮影は「世界の丑井勝」監督が務めるビッグ・プロジェクト。ところが、脚本も届かぬまま思わぬ事態が発生―特命を受けたFC室のメンバーが奔走する!あらゆる職業人への敬意と感謝を込めて。待望のシリーズ第3弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
117
ほとんど忘れているシリーズの一つ(汗)警視庁FC(フィルムコミッション)会話を楽しむお仕事作品だった。室長・長門にいいように使われる楠木だが、楽をしたいと望みながら案外とタフで使えるのが面白かった。お役所ってこうだよなぁ・・って右往左往する様子は(イヤ、お役所だけじゃないけどね)どこかで経験したことがあるのは私だけじゃないはず。またいつか会えそうな・・そんな予感もして読了した。2025/08/18
hirokun
30
★2 シリーズもの第三弾との事だが前作についてはほとんど記憶がない。警察組織も極めて組織の壁及び上下階層が強い組織であることが描かれている。ページ数は多いが字の大きさもあり簡単に読み切ることが出来た。内容的にもあっさりした内容。2025/08/19
ドナ
7
警察お仕事小説。FCはフィルムコミッション。映画などの撮影お手伝いだ。どこの部署の誰に話を持っていくのか、遊撃特別警ら隊と兼務の楠木巡査部長はまだ不慣れで右往左往気味。関わるうちに楠木の映画に対する情熱も変わる。終盤の盛り上がりまでがちょっと平坦。2025/08/16
しぇるぱ
4
警視庁フィルムコミッションシリーズ3作目。FC室の室長は長門警視、構成員は長門警視のみで、他の室員は警察の本職にあって、随時、兼任しながら任務を全うするのだ。語り手は楠木巡査部長、地域総務課に所属していて、遊撃特別警ら隊に移動を命じられた。同時に、FC室から来るように命じられた。今度の仕事はハリウッド映画、東京を舞台に日本の有名監督が日本部分を請け負うことになるのだそうな。問題があって、脚本が完成していない。監督が行方不明。果たして映画がクランクインできるのか、というお話し。FC室に様々な警官が招集されま2025/08/06
nonoat
2
「隠蔽捜査シリーズ」がすごいというのを聴いてそちらを先に購入したものの、難しくてついていけなかったです(…官僚とか警察機構について)…エンドロールは個人的に「初心者に優しく」いちいちの場面に説明がついていて、それが会話形式で進むのです。あの…私は田舎住まいの為、トウキョウへ上京するときよく交番のおまわりさんに頼ります。昨年などはもはや俳優かと思うくらいのイケメンが自転車で動き回ってるの見て感動しました。心理描写を細かく説明してくださってるので楽しかったです。2025/08/15