堂島物語

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  • サイズ B6判/ページ数 411p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620107196
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

コメがゼニを産む大坂・堂島。十六歳と遅れて商家に入った貧農の倅・吉左は丁稚、手代、番頭、そして暖簾分けを許され店を持つという奉公人が夢見る出世の道は閉ざされていた。しかし、持ち前の度胸と才覚で、盛衰の激しい米問屋の世界で、自らの運命を切り開いてゆく。

著者等紹介

富樫倫太郎[トガシリンタロウ]
1961年北海道生まれ。『修羅の蛩』で第4回歴史群像大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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評価
 

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょるる

33
富樫倫太郎作品、初読み。江戸時代の米問屋の世界を描いた時代経済小説というのでしょうか。面白かったです!当時の米の取引の様子を知り、びっくりもした。主人公吉左の成長物語。吉左の性格が良くて、頭も良くて、友達思いで、色々あっても親思いで、純粋なところに感動しながら、ドキドキしながら、ワクワクしながら、応援しながら読了。2017/05/30

baba

32
富樫氏の作品で手にする。貧しい農家に生まれ、継母に疎まれ寺に預けられても継母を恨まず、米問屋に丁稚奉公しいじめられても自分の出来る事を淡々と真面目にこなす吉佐が良い。米取引の仕組みなども物語の勢いを邪魔しないように、丁寧に解説が加えられ心根の優しい吉佐の成長にワクワクして読みふけった。久し振りに清々しい主人公に会え、今後が益々楽しみ。続編をよまねば! 2017/05/25

真理そら

30
苦労しすぎると突き抜けていい人になる場合もあるのかもしれないと思いながら気持ちよく読んだ。初めて会った時からこいさんを好きになって、憧れるだけでなくこいさんを嫁にするのを夢の一つにしてしまうのがすごい。米相場の話や丁稚奉公の話だけでもおもしろいのに恋物語まで楽しめるとは…。相場の勘は生まれ持ったものもあるのかなあと思いながら乱高下気味の日経平均や為替相場に一喜一憂してしまう読者なのである。2019/01/07

ぺんぎん

17
経済を絡めた時代小説。16歳で丁稚奉公として大阪の米問屋へ。とんとん拍子で主人公が成長していくのはやや物足りないものの面白く読めた。2012/02/18

ケイプ

15
読みながら高田郁さんの「銀二貫」が思い浮かびました。とても面白かったです。主人公の吉左がいいです。吉左の成長と彼の周りの人との関係、ちょっと上手く行き過ぎな感じもするけれど、安心しながら読めます。久しぶりに私の中では五つ星。2017/06/21

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