内容説明
診療所にやってくる爺さま、婆さまは、遠慮会釈なく鯛山先生をやり込めては楽しそうに帰っていく。那須の山医者・鯛山先生、いつの間にかよろず相談員、心のケアまで引き受ける。そのうえ色好み社長の後始末や美人ママの突撃で賑やかな明け暮れ。でも、たくみに診療所を脱出しては、いまだ美しさ残る山野の四季にうっとり。蛙の合唱に聞き惚れ、鮎釣りに精を出し、冬は夫婦で山スキー。年は取ってもまだまだ、の鯛山先生行状記。
目次
自転車屋と少年
鷽
鯉のぼり
鮎
古物商
木枯らし
兄弟
キバ
別荘族
ウグイス〔ほか〕
著者等紹介
見川鯛山[ミカワタイザン]
本名見川泰山。医者。大正5年、栃木県安蘇郡植野村に生れる。植野小学校、県立佐野中学校の少年期をフナ釣りと目白とりに熱中しておくる。栃木県那須高原の住人
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感想・レビュー
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れい
8
【図書館】創作なんだろうけど、半分は実話なんじゃないかなと思わせるような短いお話の寄せ集め。だから凄い事件が起こるということは珍しい。貧乏なんだけど豊かに生きる山医者。助平な爺さんや、逞しい婆さんがたくさん登場する。時には殺人事件も起こる。那須高原の自然を書き表す描写が頭を捻らせました。2024/04/24
Yoshitsugu Kaji
1
山医者シリーズはいくつか読んだが、この巻は筆者晩年の作からか、それまでの生々しい精の蠢きはややなりをひそめていた。 しかし、軽妙な作調は健在で一気に読めた。 毒にも薬にもならないような気はするが、少し一杯お茶を飲んでほっとするような効能はあるような作品である。2013/07/08
anxi
0
借り物2016/06/13
tai65
0
星4つ2009/04/05
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