内容説明
刺青は平面に描かれた絵ではなく、複雑な曲面を持つ身体に彫り込まれた彫刻である。彫る技法によって織物のようにも見え、磁気のような硬質さを帯びたりもする絵は、肌とせめぎあって意図した以上の強烈なパフォーマンスを生み出す。刺青を施された身体をひとつのオブジェとしてみることで刺青の本当の美しさを知ってほしいと撮られた、美しい写真の数々。
著者等紹介
須藤昌人[スドウマサト]
1955年秋田県生まれ。東京綜合写真専門学校在学中にトラック野郎カレンダー「走る街道美学」を制作発表。1979年、「ウィーン・インターナチョナーレ・ビエンナーレ」に招聘を受けた彫甚師に随行し、写真を展示する。その後写真家・石元泰博に師事し、1981年日本橋・小西六ギャラリーで刺青写真展「藍像1」開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。