出版社内容情報
父の自殺で孤児になった少女セアラ。
幼いころ会ったきりの叔母から“私の世話係にならないか”と
誘いの手紙を受け取ったときには、神の救いのように思えた。
一抹の不安を抱えつつ、汽車を乗り継いで到着した叔母の館には、
さんさんと明るい陽光が降り注いでいる。
だがひとつだけ、影があった。叔母の若い愛人ジュードの存在だ。
黒髪に憂いを帯びた瞳、謎めいた美貌――
セアラはひとめで惹きつけられてしまう。
隣家の令嬢ヴェネティア・バドレーもすっかり彼に夢中のようだ。
そんなある日、バドレー卿からパーティの招待状が届き……。
叔母の愛人から人目を忍ぶキスをされたセアラ。罪の意識に苛まれながらもジュードには抵抗できませんでした。壮麗な屋敷で美青年に翻弄され、溺れてゆくヒロインに待ち受ける衝撃の真実とは? 大御所アン・メイザーの、めくるめく愛の世界をご堪能ください。
内容説明
天涯孤独のセアラは資格も持たず、仕事が見つからずにいた。そんなとき、幼いころ会ったきりの遠縁の叔母から手紙が届き、叔母の話し相手にならないかという誘いを受けることに。列車を乗り継いで到着した館は想像以上の大邸宅だったが、一つだけ影があった―叔母の若き愛人らしきジュードの存在。黒髪に憂いを帯びた瞳、謎めいた美貌の彼は傲慢だけれど、うぶなセアラはいけないと思いつつも惹かれずにいられなかった。ただ、彼が叔母と話しているのを立ち聞きしてしまったとき、セアラのことを“いけにえ”と言っていたのが気がかりで…。
著者等紹介
メイザー,アン[メイザー,アン] [Mather,Anne]
イングランド北西部に生まれる。作家デビューは1966年で、100作を超える作品の総発行部数は9500万部にのぼる、ロマンス界の大御所作家。ロマンス小説界でトップ作家の地位を確立している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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