出版社内容情報
スペインの病院で目覚めたとき、アラベルは記憶を失っていた。
見舞いに来たコルテスに夫だと言われても、何も思い出せない。
それどころか、地元の名士だという尊大そうな夫の顔は、
アラベルをひどく落ち着かない気持ちにさせるのだ。
だれかほかに愛した人がいたような気がして……。
連れて帰られた豪奢な屋敷で、コルテスに執拗に体を求められて、
否応なく甘美な夢を与えられるけれど、なぜかむなしさが募る。
ある日、夫の愛人と名乗る女性に、籠に入った鳥を見せつけられ、
アラベルは思わず悲鳴を?み込んだ。もしかしてこれが私なの?
ヴァイオレット・ウィンズピア[ヴァイオレットウィンズピア]
著・文・その他
斉藤雅子[サイトウマサコ]
翻訳
内容説明
スペインの病院で目覚めたとき、アラベルは記憶を失っていた。見舞いに来たコルテスに夫だと言われても、何も思い出せない。それどころか、地元の名士だという尊大そうな夫の顔は、アラベルをひどく落ち着かない気持ちにさせるのだ。だれかほかに愛した人がいたような気がして…。連れて帰られた豪奢な屋敷で、コルテスに執拗に体を求められて、否応なく甘美な夢を与えられるけれど、なぜかむなしさが募る。ある日、夫の愛人と名乗る女性に、金の籠に入った鳥を見せられ、アラベルは思わず悲鳴を呑み込んだ。もしかしてこれが私なの?
著者等紹介
ウィンズピア,ヴァイオレット[ウィンズピア,ヴァイオレット] [Winspear,Violet]
ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中からロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今もファンに支持されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。