出版社内容情報
古代ギリシア貴族の血をひく美貌の青年コノン。アラナがただ一人思いを寄せるのは、いまも彼だけだ。18歳の彼女に結婚を申し込んでくれた日を忘れたことなどない。その直後、横領した弟の窮地を救うために、やむなく好色な雇用主に身を差し出さなければならなかっただけに――。ところが、仕事の都合でコノンと再会し、アラナは身震いした。かつての情熱は影をひそめ、ギリシア神話の残酷な神々のように血の凍るような蔑みで彼女を見下したのだ。彼は求婚を拒絶したアラナを激しく憎み、復讐心に燃えていた。
内容説明
古代ギリシア貴族の血をひく美貌の青年コノン。アラナがただ一人思いを寄せるのは、いまも彼だけだ。18歳の彼女に結婚を申し込んでくれた日を忘れたことなどない。その直後、横領した弟の窮地を救うために、やむなく好色な雇用主に身を差し出さなければならなかっただけに―。ところが、仕事の都合でコノンと再会し、アラナは身震いした。かつての情熱は影をひそめ、ギリシア神話の残酷な神々のように血の凍るような蔑みで彼女を見下したのだ。彼は求婚を拒絶したアラナを激しく憎み、復讐心に燃えていた。
著者等紹介
ハンプソン,アン[ハンプソン,アン] [Hampson,Anne]
元教師。小説を書きはじめたところ好評を博し、ついに教師を辞め執筆活動に専念することにした。70年代から活躍し、シリーズロマンスの黎明期を支えた作家の一人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きき
2
ヒーローのプロポーズを断る理由に無理があるのと、その後のヒーローヒロインの最初の結婚が異常でヒーロー息子の最期もあり得なくて気分悪かった。ロマンス小説で何度も殺すってセリフが出てくるなんて嫌だ。寝てる間に全部告白だなんて作家さん手抜きだよ2016/05/31
りり
0
★★☆☆☆ヒーローが怖い。まるでつい最近まで会っていたような感覚でヒロインと接する。それもそのはず、ずっと追跡していた。嫉妬や復讐よりも業が深い。暴力と大きな声で威圧するばかりで途中で投げ出したくなった。好きの裏返しと読みとるのはムリ。ヒロインが心のより所で結婚することで人生をやり直し報われたようだから、めでたしめでたし。最後はわずか数行の意志の疎通だけ無理やり終わりにしてるのはページの都合?城に住むカップルは関連本があるのかな。初読み作家。タイトルは歌謡曲。古いわりに読みやすい翻訳。1975年作品M2016/03/18