出版社内容情報
父が事業に失敗し、破産状態にあるとフランセスカが知ったのは、父の突然死から、数日たってからのことだった。もうすぐ思い出の残る
内容説明
父が事業に失敗し、破産状態にあるフランセスが知ったのは、父の突然死から、数日たってのことだった。もうすぐ思い出の残る屋敷もなにもすべて奪われてしまう。なによりも働いたことのない母に厳しい現実が耐えられるかどうか。そんなおり、面識のない銀行家リード・ケナードに呼びだされる。現れた、一分の隙もなく装った極上の男は、奇妙な目つきで彼女の全身をなめるように眺めまわしたのちに、その美貌とひきかえに経済的な援助をしようと結婚を申しでた。城、島、彫刻を手にいれてきたように、きみをものにする―と。
著者等紹介
ウィール,アン[ウィール,アン] [Weale,Anne]
多数の著作を持つ大御所ロマンス作家。24歳で作家デビュー。生涯で88作を上梓した。2007年に惜しまれつつ亡くなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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糸車
22
ロマンス版を持っているのだけれど、文庫も入手。アン・ウィールでは一番好きなお話。2016/11/24
たまきら
16
立ち読み。富豪(だと思ってた)父親亡きあと、負債を抱えた彼女と母親の元に求婚者が現れます。と言うと聞こえはいいけど、やり方があっちゃ~。カタログを彼女に見せて、「これもこれも手に入れた…あ、君の写真入ってるでしょ?手に入れたいんだ」って、初対面の女性に通用する口説き文句じゃないでしょ!もっと泣かしてやればよかったんだこんなやつ。とはいえね~。女子はね~。惚れると弱いのよ。バカな子ほどかわいいのよ…2016/02/10