出版社内容情報
看護の末に祖母が亡くなり、ジェインは屋敷を追い出されるはめになる。残された犬と猫を抱え、途方に暮れた彼女を救ったのは、祖母を診てくれた医師だった。
内容説明
看護のすえに祖母が亡くなり、ジェインは途方に暮れていた。屋敷は見舞いにも来なかった従兄が相続するうえ、祖母が残した犬1匹と猫2匹を連れて、数日中に出ていくようにと言い渡されたのだ。看護師の勤め先が見つかれば糊口を凌げるが、以前働いていた病院では空きがなく、行くあてもない。目の前が真っ暗になったとき、祖母を生前診てくれたヴァン・ダー・ヴォーレンホヴ教授が弔問に訪れた。ジェインは気がつくと、彼の胸に顔をうずめて泣いていた…。
著者等紹介
ニールズ,ベティ[ニールズ,ベティ] [Neels,Betty]
イギリス南西部のデボン州で育つ。オランダ人の夫と14年間その故郷に住み、看護師として病院で働いた。イギリスに戻った後、1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。2001年6月永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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びわ
4
ヒロインは従兄弟を訴えてもいいんじゃないかなあ。祖母ももっと宝石とか財産残してあげたらいいのに!ヒーローは相変わらずの仕事の虫。今回は頭空っぽ美人をつれ歩いてないのでポイントアップ。ヒロインは尽くし系美人さん。ヒーローを振り向かせようとがんばるのもよかったわ。しかし、ラストは、なんかこう、ヒーローに必死に頑張って欲しかったとゆうか、ロマンチックさが欲しかった…。ヒロインが事故って、真っ青なヒーローが駆けつけて…とか。2014/05/31
rokoroko
3
祖母の面倒を見ていた看護師ジェインが、亡くなった事によって家を追われ、ペットもいるので(なぜ?)きつい人手不足の病院で働かなくてはいけなくなる。(なんで、弁護士たてて、遺言が法的に執行されてないと申し立てないのかな)などと思ってはいけない。惨めなヒロインを救うお医者様がいなくてはベティは始まらない。このお医者様あいかわらず、朴念仁なのでいろいろ試行錯誤するヒロインが可愛い。2014/05/27
森のウサ子さん
1
電子書籍にて。えええ!?ヒーロー無自覚だったんかーい!!と、盛大にズッコケましたよね。囲い込みに入ってるのに無自覚だったのはベティの定番その4くらいなのでまあまあ新鮮に読めました。しかし、祖母の遺言執行弁護士よ、「おやおや、お祖母さまのご遺志とはずいぶん違ってしまいますな」じゃねえだろ!しっかり仕事しろっつの。2017/07/24
きき
1
赤毛のアンの世界のお話みたい。嫌いじゃないけどハーレーとして読みたいかと言われたら再読は無いな。アッサリし過ぎで爽やかでは有るけど温かさは無いなぁ2015/09/25
ととめ
0
ベティ作品では少数派?高身長スタイル抜群の美人ヒロイン、もちろん看護師としても完璧な心優しい27歳。結婚後、夫の気を引く為に奮闘します。ヒーローはナチュラルに上から目線の男前オランダ人外科医39歳。ヒロインの戦略にはまるまで、自身の恋心にも気付かない鈍感さ。コーギー犬のブルーノが可愛いです。2015/10/28
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