内容説明
今日は結婚式。新婦なのだから幸せいっぱいでなければ。そう思うのに、ソフィアの気は重くなるいっぽうだった。時間だと告げる声に振り返れば、彼女の憂鬱の原因が立っていた。いつ見てもハンサムで近寄りがたいジョナサン。これから夫になる彼の顔には苛立ちが浮かんでいる。初めて会ったときから彼はソフィアに冷たかったが、臨終の兄との約束を守るために彼女と結婚するのだ。彼は辛辣な口調ながらも夫婦の義務を求めないと約束してくれた。なのになぜか結婚式でのキスは情熱的で…。
著者等紹介
リー,ミランダ[リー,ミランダ] [Lee,Miranda]
オーストラリアの田舎町に生まれ育つ。全寮制の学校を出てクラシック音楽の勉強をしたのち、シドニーに移った。幸せな結婚をして3人の娘に恵まれたが、家事をこなす合間に小説を書き始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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糸車
17
ルーシー・ゴードンの「ガラスの花嫁」を思い出す。ヒーロー弟と結婚するはずが彼は別の女性を妊娠させてしまい何故かヒロインとヒーローが結婚。本作はヒロインが亡くなったヒーロー兄の子を妊娠、子供に名前を与える為に弟であるヒーローと便宜結婚する。若いヒロインは妊娠していても経験は一度きり。ヒーローは一度目の結婚で妻に情熱的な肉体関係を求めたものの失敗しているのでこんな結婚生活大丈夫か?と心配になる。秘書があれこれアドバイスしてくれて、良い人。ヒロイン意外に気が強くてヒーロー元妻にキツイ一言を言い放つ場面にニヤリ。2021/09/20
まめもち
1
亡くなった兄の子供にファミリーネームを与えるために結婚するヒーロー。既婚者と知らず妊娠したヒロイン。ヒーロー兄との関係はままごとみたいで子供っぽさが強調されてた。明るいおせっかいの秘書ウィルマがナイスアシスト。2016/08/05
アーコ
0
お風呂で読書。2014/04/24