内容説明
苦労して育ててくれた母親に楽をさせるため、キャシーは有名なクォントラル産業の会長秘書に応募した。会長が長期出張中のあいだに採用が決まり、母にも喜ばれ、うきうきと働き始めた2週間後、彼女は初めて会長のエリオット・クォントラルと顔を合わせる。すると彼は若く可憐なキャシーが新しい秘書と知るや、怒りをあらわにし、玉の輿狙いと決めつけてきた!そしていわれのない非難に青ざめる彼女に告げた―もし少しでも僕に色目を使ったら、すぐに辞めてもらう、と。
著者等紹介
スティール,ジェシカ[スティール,ジェシカ] [Steele,Jessica]
イングランド中部に、7人兄妹の6番目に生まれた。現在はウースターシャーの風光明媚で文化財に富んだ村に夫とともに住んでいる。公務員として働きながら夜の時間を執筆にあてていたが、夫の励ましを得てフルタイムの作家となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひまわり
8
これぞジェシカというくらい鉄板でした。ヒロインに一目ぼれしたくせに認めたくなくて意地悪してしまう・・・子供みたいなヒーローでした。ヒロインの周りの男性をせっせと排除する涙ぐましい姿が笑える。2013/12/13
きき
3
ヒーローエリオットの傲慢さ言葉の冷たさに最初はイラッとしたけど、時々見せる優しさに人は悪くないと思てからはヒロイン同様にエリオット好きになった。モテヒロインを常に気にかけて時に狡い手を使い独占したがるヒーローは可愛いボスです。ヒーローよりヒロインがモテモテなのもちょっと珍しいかも。オフィス舞台のお話は大好き。スーツ着てるヒーロー大好物だから。2019/04/27
くまた
3
割と面白かった。適度に気が強く自立心のある可愛い主人公。こんなに面倒そうな彼でいい訳?と思わないでもなかったが、癇癪持ちの気分屋でもなぜか可愛くて憎めないヒーローでした。彼女の好意を期待してご機嫌かと思えば次の瞬間肩透かしを食らって不機嫌になるヒーロー。主人公に近づく男性を排除したいのが分り易くて可愛いのだが、それに全く気付いていない主人公もツボでした。2015/06/29