内容説明
駆けだし中の画家サラは、義兄と二人で暮らしている。その義兄に付き添って出席したパーティで、サラは、１９世紀初頭から続く名門銀行の頭取ニックに出会った。ハンサムでゴージャスな彼に思わず目を奪われるが、ニックは、サラと義兄の仲が不埒なものと誤解したらしい。ふしだらな女と言わんばかりに、サラを非難してきた。なぜ知り合って間もない彼に蔑まれなくてはいけないの…？まだ恋すら知らないサラは、知る由もなかった―ニックの瞳にたぎる、隠しきれない嫉妬と情熱の炎を。
著者等紹介
ラム，シャーロット［ラム，シャーロット］ ［Ｌａｍｂ，Ｃｈａｒｌｏｔｔｅ］
第２次大戦中にロンドンで生まれ、結婚後はマン島で暮らす。大の子供好きで、５人の子供を育てた。ジャーナリストだった夫の強い勧めによって執筆活動に入り、１００作以上の作品を著す。２０００年秋、多くのファンに惜しまれつつこの世を去った（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
13
ヒロインがヒーローの職場に乗り込んだあたりからわくわく。二度と会いませんと宣言されてからのヒーローが意外に粘り腰。電話を切られても居留守を使われても諦められない。ヒロインのことをいろいろ決めつけていたのだから自業自得と思いながらちょっと可哀想になってしまった。ヒロインと義兄の関係を周囲が恋人認定していることに本人たちが気づかなったのは仕方がないのかな。恋のために頑張る嫉妬深い男性は嫌いじゃない。( *´艸｀)そしてヒーロー妹のお節介がなければこのふたりはどうなっていたか。なかなか楽しゅうございました。2015/02/04
mum0031
6
画家のサラと、銀行頭取のニック。 義理の兄グレッグと、パーティーに出席してニックと出会うが、グレッグとの中を嫉妬したニックに誤解される。 誤解したニックもしょうが無いけど、さっさと誤解を正さないサラもどうかと思う。 ニックは、弄ばれたと思ったんでしょうねぇ。2018/11/03
びわ
6
ほんと、嫉妬深いヒーローだったわ〜(^^;嫉妬のあまり判断能力ゼロ以下だし(--;)そこをうっかり可愛いと思ってしまったので、楽しく読めました♪2014/01/06
きき
4
誤解していたヒーローを簡単に許さないヒロインってハーレじゃ珍しい気がする。 リン・グレアム読んだ後だから特に感じるのかも。2019/03/29
ひまわり
4
嫉妬深いヒーローが自滅していく様子がいい。「嫉妬」が読みたくなってきた！2014/01/07
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