出版社内容情報
子どものたちの“生活の場”である学校。そのなかで、心理職と教師がそれぞれの専門性を発揮し、協働して子どもにかかわるにはどんな工夫が求められるか。学校心理学の視点を活かした実践のポイントを丁寧に解説する。
目次
第1部 「チーム学校」とスクールカウンセラーの役割(学校を歩いて子どもと出会う;“生活の場”学校とスクールカウンセリング;「チーム学校」と子どものアセスメント;「チーム学校」におけるカウンセリング;スクールカウンセラーのコンサルテーション;「チーム学校」における保護者との連携)
第2部 「チーム学校」におけるさまざまな連携(養護教諭とスクールカウンセラーの連携;いじめ予防の心理教育―SNS・ネットいじめと援助要請を中心とした実践;学校マネジメントにおけるスクールカウンセラーと教師の連携;子ども・保護者参加の援助チーム;特別支援教育とスクールカウンセラーの連携;危機状況における支援)
著者等紹介
半田一郎[ハンダイチロウ]
子育てカウンセリング・リソースポート代表、茨城県公立学校スクールカウンセラー。日本学校心理学会常任理事。学校心理士スーパーバイザー。臨床心理士。公認心理師。1969年、高知県生まれ。1995年より現在までスクールカウンセラーとして51校の小中高校で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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安藤 未空
2
スクールカウンセラーの活動は人によって異なるとは思うが、本書の著者は比較的、積極的に学校内を動き回るタイプなのだろう。休み時間に遊んでいるのかいじめているのかわからない生徒たちを見つけたら、私は「何をやってるの!」と一喝したくなる。そんな私は「スクールカウンセラーではなく教員タイプだ」ということになるのだろう。 スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、養護教諭と役割の重複が多いなか、誰がどのように整理して学校が「チーム」になっているのか本書からはよくわからなかった点は残念だった。2025/06/01
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