内容説明
婚約者を亡くして以来、田舎で静かに暮らしていたシーアは、ある日突然、父にロンドンに呼び戻された。子爵である父は、彼女を社交界の有力者に嫁がせるつもりなのだ。だがシーアは誰の求婚も受けないと堅く心に決めていた。周囲はそれを、婚約者を亡くしたせいと思っていたが、本当の理由は、決して誰にも言えないシーアだけの秘密だった。一方、シーアの相手である伯爵家の甥リチャードは身を固める気などなかったが、以前は明るい少女だったシーアがすっかり変貌し、暗く沈みこんでいることが妙に気になって…。
著者等紹介
ロールズ,エリザベス[ロールズ,エリザベス] [Rolls,Elizabeth]
イギリスのケント生まれ。父の都合で幼少期を過ごしたオーストラリアのメルボルン、パプア・ニューギニアの生活が執筆に興味を抱くきっかけとなった。ニューサウスウェールズ大学では音楽学を専攻し、音楽教師も経験。現在はメルボルンで暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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