内容説明
学校を出て以来、病気の母の世話をしているローラは、20歳の女性らしい、華やかで楽しい生活とは無縁だった。そんなある日、めずらしく知人につき添って外出したとき、道で出会ったハンサムな男性にいきなり唇を奪われる。無礼さに怒りつつも、生まれて初めて情熱をかきたてられ、ローラは思わずはしたない気持ちを抱いた自分を責めた。もう彼に会うことはないから、このことは忘れてしまおう。ところが、父が勤める会社のパーティーで彼女は愕然とする―まさか先日のあの不埓な男が、社長のランドールだったなんて!―。
著者等紹介
ラム,シャーロット[ラム,シャーロット][Lamb,Charlotte]
ロマンス作家。第2次大戦中にロンドンで生まれ、結婚後はマン島で暮らす。ジャーナリストだった夫の強い勧めによって執筆活動に入り、100作以上の作品を著す。2000年秋死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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糸車
21
世間知らずで子供っぽいヒロイン。世慣れているはずのヒーローも言動が大人としてどうなのか。はっきり言ってガキっぽい。彼女のような女性に恋をした割に肉体的に強く求めているのもぴんとこず、全体的にちぐはぐな印象。家族のような感情から徐々に女性に対する愛情へと変わっていったトムのほうが彼女にはよかったのではと思う気持ちがぬぐえず、すっきりしない。読み物としてはよかったけれど、ロマンス小説としてはツボに入らず、なんだかなあ・・・。トムがお相手ならもっと萌えたのに・・・とつい妄想してしまったわ(笑)2015/09/22
麻琴
3
正に「嫉妬」な話。ちゃんとした感想はまた改めて。とりあえず翻訳が気になってしょうがなかった。ヒーローの口調が所々変で違和感。奇しくも自分が産まれた年の作品で、もうだいぶ古いから仕方ないのかもしれないけど。あんな横暴傲慢乱暴なヒーローがママはないわ。気持ち悪くて寒気した。内容は作者らしくて嫌いじゃないだけに残念。新訳してほしい。☆32016/04/12
びわ
3
タイトル通りだった(笑)ヒーロー嫉妬しすぎ。あんな態度で、ホントは愛してるんだっていうのを、20歳の女の子にわかれってゆーのは無理があるんじゃないかしら2012/12/13
くろうさぎ
2
いいじゃん!トムのことは愛してたって。愛の種類が違うだけなんだから・・・。父親があまりにも自分勝手な甲斐性なしでしたね。とんでもない出場の仕方のヒーロでしたが、あまりにも威圧的ですね・・・。2012/07/05
Mari
0
★★★☆2012/02/06
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- 和書
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