内容説明
高校教師のミケイラは横領の罪で訴えられている父にかわり、大実業家ラファエル・アグイレラに返済をつづけている。生死の境をさまよう妻を救いたいと思うあまり罪を犯した父―自らも病を患い余命わずかな今、せめて尊厳は守ってあげたい。その一心で彼女は週末も休まず夜を日に継いで働いたが、返さなければならない金額は莫大で、もはや限界だった。わたしにはもう、たったひとつの道しか残されていない…。覚悟をきめたミケイラは震える足でラファエルのもとへ向かった。いけにえとして愛人になり、すべてを白紙に戻してもらうために。
著者等紹介
ビアンチン,ヘレン[ビアンチン,ヘレン][Bianchin,Helen]
ニュージーランド生まれ。ロマンス小説界でもっとも権威あるRITA賞に、2度もノミネートされた実力派。ドラマティックなストーリー展開で、長きにわたってロマンスファンを魅了しつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひまわり
3
借金のかたに愛人契約。いかにもビアンチンっぽい設定だけど、一味違うヒーロー。めちゃめちゃいい人!2012/04/10
kyara
2
ヒロインから持ちかけた愛人契約。ヒーローに落ち度が全くないのは珍しい。過去の交際相手なんか一顧だにしない小気味よさ!ヒロインも冷静で仕事も持っていてごく常識人。ただヒロインがなんでこうまでヒーローを信じられないのか・・・ちょっとイラッとした。2012/04/30
194
1
珍しくヒーローが普通に良い人~!しかし、この作品に限った事じゃないけど、自分から愛人にしてくれって凄いよねー。借金のカタに愛人にしなくても、いくらでも志願者が集まってるだろうに…気にしたら負けなんだろうけど。2013/05/28
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