内容説明
ラング・ホールディング社が社長秘書をさがしていると聞き、元幼稚園教諭のジュリアは心のなかで快哉を叫んだ。苦労して勉強を重ねてきたのは、この瞬間のためだったのだ。面接の当日、緊張の面持ちでオフィスに通された彼女は、社長のマーカス・ラングが予想外に若くて魅力的なことに驚いた。だが態度はとても冷徹で、ときに退屈な表情さえ浮かべる。どうやら、早くも嫌われてしまったみたい…。くじけそうになりながらも、ジュリアは懸命に自分を売り込んだ。3年前、妹を絶望の淵に突き落とした彼の弟への雪辱を胸に。
著者等紹介
ジョージ,キャサリン[ジョージ,キャサリン][George,Catherine]
ウェールズ生まれ。夫に勧められて小説を書きはじめる。処女作でデビューを果たし、その後はとんとん拍子に作品が出版されて人気を博し、現在に至っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りりか
2
この作品のヒーローが素敵だなと思ったのは、ヒーローを深く愛しつつもかたくなな姿勢を取るヒロインに対して、暴力や強引な態度で屈服させるのでなく、ちゃんと正面から向かい合った言葉で叱り、説得するところ。だからこそ、ヒロインがそれに応じて口にした愛の言葉が、すごく素直に聞こえました。素敵なハッピーエンドだと思います。2012/02/26
まめもち
1
亡くなった妹を妊娠させた相手への復讐を計画するヒロイン。雇い主でターゲットの兄を好きになるが、実はヒーローこそ妹を妊娠させた張本人。なかな引く設定だがヒーローが完全無欠の冷血漢じゃないのが話を重くしないですんでる。コトが終わってすぐに愛車が心配で飛び出していくのはサイコーです。2014/05/05
ちゃろ
0
⭐⭐⭐途中までサムが誰の子供なのか、ヒロインの抱えている秘密はなんなのか分からず、ワクワクしながら読んだ。ヒーローにしっくりこないところもあるけど、ま、こんなもんかな。2014/04/02
Mari
0
★★★☆2012/01/31