内容説明
施設育ちながら、努力の末に大学の奨学金を得たエリザベス。将来を夢見て意気揚々とロンドンへやってきた彼女は、旅行中のイタリア系アメリカ人、リカルドと衝撃的な恋におちる。だが彼に婚約者がいるとわかったとき、恋ははかなく散った。彼女が予期せぬ妊娠に気づいたのは、彼が去ったあとだった…。それから１０年、一児の母、そして会計士になった彼女は新しい顧客である大物弁護士と対面し、卒倒しそうになった。忘れもしない貴族的な顔つきに、アメリカ人らしい話し方。まさか息子の存在を知って、奪いにやってきたの？―。
著者等紹介
ケンドリック，シャロン［ケンドリック，シャロン］［Ｋｅｎｄｒｉｃｋ，Ｓｈａｒｏｎ］
ウエストロンドン生まれ。これまでに写真家から看護師まで、あらゆる仕事を経験してきたが、ロマンス作家が最高の職業と語る（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃろ
1
⭐⭐⭐⭐シークレットベイビーもの。一目惚れの男女が一回の週末だけ一緒に過ごし妊娠。ヒーローの婚約者と名乗る女性からの電話でヒロインは逃げ出した。相思相愛だったのに誤解や周囲の悪意やタイミングのため10年もそれぞれ別の生活を送ることになるなんて。2014/04/12
みか
0
弁護士（ヒーロー）と会計士（ヒロイン）。出会った日から続く週末に、すぐに深い関係になるふたり。事情で別れてしまうが、それぞれ仕事で成功した二人が数年後に出会う。ヒロインはヒーローに対して、何故彼の元を去ったのかを言う機会があったけれど、プライドが邪魔して言えない。早く言えば、もっと早く解決したのに～と、思ってしまいました。ヒーローが過去を話さない理由も、途中では釈然としないものの、最後まで読んだら一応納得出来ました。2011/11/28
砂月周
0
キャリアウーマン風なヒロインですが、序盤ヒーローに再開した時に仕事中にも関わらず都合の良い妄想に耽る辺りに何だかなぁと。ヒーローの方も名前だけしかお互いの事知らないのに、子供の事を知らせなかったとヒロインに八つ当たりするのは如何なものかと……。 お互いにすれ違ってたんだなぁとラスト部分で判明して、なんかしんみりしちゃいました。2011/05/03
-
- 和書
- 中世教皇庁の成立と展開
