内容説明
放蕩のかぎりをつくし、独身を謳歌していたフィリップだったが、３４歳にもなったからにはそろそろ身を固めなければならない。家柄や分別、その純真さや美しさ、あらゆる面から考えても継母の姪であるアントニアは最適な相手だった。彼女は病弱な母と幼い弟の面倒のため社交界デビューもかなわず、独身で２４歳を迎えた今、結婚相手を探しているはずだ。フィリップは、彼女に考えさせる間も与えず婚約を承諾させた。だが、やがてアントニアが妻にふさわしい社交術を身につけ、男たちの注目を集めだすと、彼は冷静沈着でいられなくなり…。
著者等紹介
ローレンス，ステファニー［ローレンス，ステファニー］［Ｌａｕｒｅｎｓ，Ｓｔｅｐｈａｎｉｅ］
セイロン（現スリランカ）生まれ。５歳のとき、一家でオーストラリアのメルボルンに移り住む。大学では生化学を専攻して博士号を取得、その後、夫とともにロンドンに渡り、４年を過ごしたのち、帰国。研究活動に従事しつつ、十代のころから愛読していた歴史ロマンス小説を書き始める。現在ではアメリカでも人気が沸騰し、ベストセラーリストの常連となっている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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矢田ふみえ
2
たいした事件もなく終了。2018/05/05
びわ
2
安心して読める幼なじみ物。恋してることに気づかず理性的に振る舞おうとするヒロイン。うぶなのねえ…ヒーローが焦れてるのがたのしい。二人とも有能な感じ。ヒューゴーとヒロイン弟の話はないのかなあ。レスター家長男の話も読んでみようかな。2013/02/20
MOMO
1
都合の良い結婚でもかまわないと思いながらも、心の奥で愛を求めるアントニアちゃんと、幸せな結婚を望んでいるフィリップ君の恋は、結婚を前提とした仲だと双方納得し、互いに思いを寄せていながらも、社会的な通例や規範に邪魔をされ、なかなかスムーズには行きません。特にこれといった大きな事件が起きるわけではないけれど、丁寧に書かれたロマンスという印象でした2011/02/07
まるかず
1
『愛のソネット』、『求婚の作法』、『愛の円舞曲』に比べると、若干影の薄い感じはありますが、ステファニーが描く、広く深いヒーローの愛情と、ていねいで適度な心理描写は、さすがです♪♪2010/10/20
oneoeight
1
しっかり者ヒロインと誰かと結婚しなきゃーなぁと思ってる放蕩者ヒーローとのお話。ヒーローのお嫁さんになりたいけど、それは思い焦がれてってわけでもなく・・・ってヽ(･д･`ナァ～ンダ。ゴールは決まってて、段々二人の気持ちが盛り上がってく過程を追ってく感じ。慣れない社交界に思い悩むわけでもなく、将来にもそんなに思い悩むわけでもなく・・・なんでもソツなく出来ちゃう二人。キライな流れじゃないけど、なーんかぬるい。もっと熱い物感じたかったワン(´-ω-｀;)ゞカトリオナどーなったの？度☆５、また読みたい度３０％2010/10/09
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