内容説明
幼くして両親を亡くしたクリスタは、これまでずっと、後見人のジャレッドが敷いたレールの上を走ってきた。高校を卒業するとすぐにヨーロッパの教養学校に通わされ、2年の留学期間を経て今、ようやく故郷へ戻ってきたところだ。これからは何事も自分で考え、自由に飛びまわりたい。そう決めた矢先、ジャレッドから信じられないことを告げられる。きみにはすでに決められた結婚相手がいるのだ、と。ジャレッドの暗く謎めいた瞳を見て、彼女はすべてを悟った―相手とは彼自身のことで、この結婚には愛などないということを。
著者等紹介
ビアンチン,ヘレン[ビアンチン,ヘレン][Bianchin,Helen]
ニュージーランド生まれ。ロマンス小説界でもっとも権威あるRITA賞に、2度もノミネートされた実力派。ドラマティックなストーリー展開で、長きにわたってロマンスファンを魅了しつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きき
3
結婚式までの日記もどき。でも夏休みの日記でももっと起伏あるんじゃないの?ってぐらい何も無い。大人になるまで見守っていたとか一言で済ませちゃうしその間の葛藤とか切なさとか有るだろうが、そこが重要なんだって!2015/11/30
ちゃろ
2
⭐⭐後見人のヒーローにずっと恋をしてきたヒロイン。ヒーローの気がない態度に不安。これつてハッピーエンドになるの?と最後の数ページまでわからなかった。幸福感薄い。2013/08/11
てん・ゆう
2
ヒロインはお嬢様だけど家族は気の合わない継母だけで孤独な感じがあり、ワガママな感じは受けない。ヒーローは終始冷静。もうちょい情熱的なところが見たかった。ライバルらしき女はパメラだけど明らかに過去の遊びで、脅威はなし。2012/03/17
romaco
1
★★ 子ども扱いされると周りに不満有りだけど結局何にもしない金持ち令嬢ヒロインと後見人ヒーロー 話の展開とタイトルが全然合ってない2011/05/15
いきあたりばったり
1
ヘレン・ビアンチンって感じのお話。ヒーローの印象の薄さとか。2010/09/20