内容説明
美貌の演技派女優として人気を博してきたサヴァーナ・スターは、ある不幸な事件で顔に大けがを負い、すっぱりと引退を決めた。かわりに選んだ新しい道は、映画音楽の作曲だった。天性の才能のおかげで、彼女の仕事はまたたくまに評判となる。そんなところへ、またとないチャンスが舞いこんだ。鬼才と呼ばれる映画監督、ブレイク・ウインターズからの依頼だ。ただ、気むずかしく傲慢な彼には、一つ気になる噂があった。浮気をした先妻を、事故に見せかけて殺そうとしたというのだ。危険かもしれない。でも彼には、あらがえない魅力を感じる…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
19
再読。最初に感想を書いたときより好きかも。本人に告白する前に彼女の過保護な父親に自分の気持ちを伝える羽目になったヒーローの誠実さが◯。2018/02/11
糸車
16
それぞれに愛する人に利用され心を踏みにじられた過去を持つヒーロー、ヒロイン。映画業界とストーカー絡みってこの作家さんによくある設定なんだけど、どろどろした世界を生き抜いている割に登場人物が人として全うな感覚を捨てていないのがいい。人から騙され屈辱を味わってもなお本人は誠実さを失っていない。ヒロインの親代わりでもあるジャスティンの存在もいい。そして自分の女性遍歴を棚に上げて娘をどうするつもりなんだとヒーローに迫るヒロイン父!(笑)娘を奪ってそのうち義理の息子になるであろう男との対決シーンに父の愛を感じたわ。2015/06/22
erie
2
元女優のヒロイン。大けがを機に引退し、現在は映画音楽の作曲を手掛けている。鬼才といわれる映画監督から仕事を依頼され…。あらすじを読んで、ヒーローは鬼畜なのかと思ったのだけれど、なかなかどうして誠実なヒーローでした。2009/05/07
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