内容説明
ノックの音にアパートのドアを開け、ジョアンナは息をのんだ。ウェイド・ホリスターが、とうとう私を連れ戻しに来た!テキサスで過ごしたつらい日々が脳裏にまざまざとよみがえる。誰にも愛されず、邪魔者扱いされて育った少女時代が…。3年前に故郷を飛び出し、苦労して秘書の資格を取って、ようやく今、自分だけの穏やかな生活を築くことができた。あそこへ帰れば、また周囲から爪弾きにされる日々が待っている。だがウェイドの厳しいまなざしにジョアンナは悟った。逆らえはしない。名ばかりとはいえ、彼は私の夫なのだから。
著者等紹介
フォックス,スーザン[フォックス,スーザン][Fox,Susan]
揺れる乙女心を繊細な筆致で描き、長きにわたって読者の支持を集めつづけている作家。アイオワ州デモイン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やまと
9
このヒーローいまいち、好きになれなかった。 片思いの女性がいたり、妹の意地悪を、戒めず放置するし。こんな状態じゃ ヒロインが、意固地になるのも、わかる気がした。 ヒーローと妹はヒロインにもう少し感謝しても良いと思うよ。2018/06/20
ぽこ
8
ヒーローは牧場を立て直すためにヒロインと便宜結婚。ヒロインを三年間も放置した上に、ローナという片思いの相手もいて、「心はローナのために取ってあったのに」とか言ってるおバカさんです。最初のころのヒーローはとっつきにくい人物なのでヒロインが打ち解けられないでいるのは仕方ないかな。しかし、いつ頃からヒロインの方が好きになったのかなぁ?2016/07/29
ひまわり
3
ヒロインのマイナス思考というか被害妄想がいらつく。かり集めに参加できないのは自分が未熟だからとは考えないのか。案の定事故起こしてる。自分はけなげに耐えるヒロインが好きなんだと実感。2012/02/08
てん・ゆう
3
スーザンフォックス・ヒロインの内向的なところ、いつもは好意的に見てるけど、このヒロインは読んでて「何にもできないじゃん」とちょっとイライラした。ヒロインよりヒーローに共感してしまった。
akiyuki_1717
2
1990年翻訳の作品です。ヒーロー、ヒロインともに微妙で知った。ヒーロー弟が博打で借金を重ねており、破産寸前だったからと、ヒロイン父が提案したヒロインとの便宜結婚で資金を得て、三年もヒロインを放置。再会したヒロインが綺麗になっていたからって、惹かれ始めたくせに、ちょっと反抗されると、三年前の大人しく優しい正確に戻れとか、妹に暴言を吐かせ続けたり、近所の美人未亡人と親しくしたりと、八方美人で、ヒロインに対する思慮が全くありません。ヒロインも変に見栄を張って結局恥をかくやら、失敗するやらで、ねんねちゃんでした2017/08/07