内容説明
３週間前に亡くなった父が、多額の借金を遺していた…。寝耳に水の知らせに途方に暮れていたサマンサだったが、せめてもの気分転換にと叔母に強く誘われ、旅に出ることにした。連れていかれた先は、シドニーの高級住宅街にある豪華な邸宅。あまりの優雅さに目を奪われていたとき、屋敷の主が姿を現した。アレックス・ニコラオス！父がお金を借りていた大富豪だわ。黒い瞳のギリシア人は彼女を書斎に招き、衝撃の事実を告げる。生前、君のお父さんは約束した―借金の形に大事な娘を託すと。返済が無理なら今すぐ僕と結婚し、僕の子供を産んでもらおう。
著者等紹介
ビアンチン，ヘレン［ビアンチン，ヘレン］［Ｂｉａｎｃｈｉｎ，Ｈｅｌｅｎ］
ニュージーランド生まれ。ロマンス小説界でもっとも権威あるＲＩＴＡ賞に、２度もノミネートされた実力派。ドラマティックなストーリー展開で、長きにわたってロマンスファンを魅了しつづけている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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糸車
14
独裁者ですか。ヒーローは弟も認めるほど傲慢で容赦ない男性。でも弟とヒロインが仲良くしているのを見ると嫉妬しちゃうくらいは妻を愛しているわけですね？感情をみせないので、”買われた妻”としてはそんな夫を本気で愛してしまったら自分がどれほど傷つくか十分に分かっているので逃げ腰。ヒーローの怪我、入院から関係が変わっていって、その後ヒロインが流産。よくよく考えればヒーローはヒロインからの自発的な行動をじっと待っていたと思うんだけど、二十歳そこそこの妻に対してもうちょっと手加減してあげればいいのにと思ってしまった。2014/07/01
糸車
11
再読。ロマンス小説ではお馴染みの傲慢なヒーロー。うへぇとうんざりして二度と読まないものと繰り返し何度も読み返すものがあるんですがこれは後者。この違いっていったいなんだろう。感想は最初に読んだときとそれほど違わない。でもついついチェックしてしまうのがいったいヒーローはどのあたりでヒロインに愛情を持つようになっていたんだろうということ。ヒロインが同じ世代の自分の弟といるときに肩の力を抜いて自然なふるまいをするのを苦々しく思っているあたりは不機嫌じゃなくてどうみても嫉妬。（笑）再読だからこその発見ににんまり。2014/12/21
やまと
3
訳のせいなのか？言い回しが古くさいし、ヒロインの、口調が鼻についてに仕方なかったです。話も好みじやなかったです。2015/08/06
星落秋風五丈原
2
20歳そこそこの若く魅力的な女性が、義父の借金のかたに、17歳年上のギリシア人の富豪の妻にさせられてしまう、人身売買もどきの話。うーん、こんなの良いのだろうか。ところがその富豪が彼女にどんどん本気になっていき、あろうことか弟と話している彼女に嫉妬する、ちょっと小心者の所もある。かわいいとは思わないが。2013/02/21
Nami
1
憎しみから始まって、最後には愛に変わるお話です。始まりはどうであれアレックスは良い人なんだよ！ロマ本の独裁者って、みんなセクシーだよね〜2016/07/05
