十一面観音巡礼 (愛蔵版)

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  • サイズ A5判/ページ数 317p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784103107200
  • NDC分類 718.1
  • Cコード C0070

内容説明

大和、近江、京都、若狭、美濃、信州の山里へ十一面観音を訪ね、美の魅力に迫る巡礼の旅。初版から35年、カラー写真と地図を増補、充実させた決定版の誕生。

目次

聖林寺から観音寺へ
こもりく泊瀬
幻の寺
木津川にそって
若狭のお水送り
奈良のお水取
水神の里
秋篠のあたり
登美の小河
竜田の川上
姥捨山の月
市の聖
清水の流れ
白山比〓(め)の幻像
湖北の旅
熊野詣

著者等紹介

白洲正子[シラスマサコ]
1910年東京生まれ。幼い頃より能を学ぶ。十四歳で米国留学し、28年帰国、女性として初めて能舞台に立つ。29年白洲次郎(1902~85)と結婚。43年、初の著書『お能』を刊行。以降、古典文学、工芸、骨董、自然などについて随筆を執筆。『能面』『かくれ里』(ともに読売文学賞受賞)など著書多数。1998年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

150
薄い知識しかない私にとって全てが勉強になる一冊でした。十一面観音は山に近いところにある。水と縁の深い仏さまなんだな。五体投地とか走りの行法の原型が春、地下に眠っている精霊を呼びさますことにあるっていうのも興味深かった。土地勘があれば白州さんが歩かれた道のりを思い浮かべることもできるのだろうなぁ。それでも詩情豊かな文章、美しい写真に、ひっそりと佇む仏さまを拝んだような気持ちになり、穏やかな時間を持てて良かったです。2021/04/14

ニコン

14
 旧版で読了していましたが、愛蔵版の表紙にひかれ再読。十一面観音の意味や創れた背景など著者の論が面白いし為になる。所在の地図掲載だし、版が変わり読みやすく、愛蔵版を持って巡礼に出たくなる一冊。2013/11/23

らむだ

5
関西を中心にした十一面観音巡礼の紀行文。愛蔵版では大きなカラー図版と周辺地図が載っていて本書の魅力を倍増している。著者の美しい文章に惹き込まれ、十一面観音巡礼に伴したかのような感覚すら味わえる。2024/10/08

インテリ金ちゃん

1
歴史を尋ねて旅に出たくなった。2014/03/15

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