内容説明
エミリーは父の書斎で、録音テープをうんざりして聞いていた。大企業を経営する家族から、うるさく言われるのは慣れている。でも、最近のデート相手と友人の好ましくない会話を盗聴し、娘と別れさせるための証拠にするとは、私をばかにしているわ!部屋の隅では、ジェイコブ・ストーンが影のごとく控えている。以前から会社の“汚れ仕事”を請け負う、一匹狼のような男。2年前、エミリーは無謀にも、クールな彼に熱烈な恋をした。その彼が私の周囲を嗅ぎ回り、証拠集めをしていたなんて…。あまりの屈辱と怒りに、エミリーは思わず部屋を飛び出した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
15
久しぶりに再読。クレンツの本にしては再読率が低いかも。でも好き。出会ったときからお互いに運命を感じたのに延々片思いだったふたりの積もり積もった思いを告げる場面とか付箋を貼って読み返し、にやにやしてしまう。←駆け落ち結婚してからやっと告白、というじれったさに悶絶。ヒロイン兄のお話ってないのかしら。2015/07/04
糸車
11
何年もお互いに惹かれ合い求め合っているのに思いがすれ違うふたり。しかも微妙~に相手を誤解しているし。どんな立場であったとしても一方的に守られるだけの関係なんて長続きすると思えないし、自立した大人と言えない。過保護にされ自分の意見さえ言えないと思われていたヒロインが強くなっていく過程がいい。ヒロインから贈られた薔薇を中身の入っている酒のボトルやマヨネーズやらをきれいに洗って懸命に活けるヒーローが可愛くて困った。色恋沙汰に不器用なのがつぼ。歩み寄ることとか相手を信じて待つこととか、当たり前だけどとても大切。2014/09/14
youyou88
9
ちょっと盛り上がりに欠けるお話。ジェインはいつももっと面白いんだけどな~(知り合いか) https://ameblo.jp/harayou1223/entry-11359336012.html2023/02/25
みぃ
0
★★★☆☆
みるて
0
図書館の本 読了