内容説明
父の遺言の内容を聞き、令嬢ジェシカは即座に遺産を放棄した。好きでもない男性との結婚が、相続の条件だったからだ。ジェシカはすべてを捨てて逃げだしたが、駅で行く手を阻まれた。汽車は、乗車予定の女教師が乗り込むまで出発しないという。追っ手を振り切るため、とっさに女教師になりすましたものの、女教師の目的地シャイアンに到着したとき、ある問題が起こった。若く美しいジェシカをめぐり、荒くれ男たちが喧嘩を始めたのだ。だが、いともたやすく彼らをおとなしくさせた男がいた。彼女を―いや、女教師を雇った鉱山主、ロス・マケインだった。19世紀アメリカ西部を舞台に花開く、ドラマティックなヒストリカル・ロマンス。
著者等紹介
バートン,メアリー[バートン,メアリー][Burton,Mary]
米ヴァージニア州ホリンズ大学で英文学の学位を取得後、企業で販売促進とマーケティングの仕事に携わりながら作家を目指し、ほどなくハーレクイン社からヒストリカル作品『嘘と真実』を発表。数々の賞にノミネートされ、ベストセラー作家に賛辞を贈られる、人気と実力を兼ね備えた作家。ヴァージニア州リッチモンドに、夫と二人の子供とともに暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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矢田ふみえ
1
再読だった。自分を守るために嘘をつかなくてはいけなかった。人を守ったり、大事に思う気持ちがある。裏切られたと思うけど、それを含めその人がわかるって大事だよね。2016/08/08
マル
0
昔の父親は無茶な条件出すな~
てん・ゆう
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ヒーローが学ぶ場面に感動。ヒロインがなかなか言い出せない気持ちわかる。
あきら
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再読。嘘から始まった関係。そこから始まった恋。翻訳ものにしては文章も読みやすく、ほのぼのとした読後感です。2010/02/23
くろうさぎ
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父の遺言の条件から逃れるため嘘をついてしまったヒロイン。ヒーローが高潔な人でよかった。2009/09/29