内容説明
時は十六世紀。泣く子も黙る偉大な国王ヘンリー八世から、会ったこともない二人の男女が結婚を命じられた。花婿となるのはサー・ブランドン・キャヴェンディッシュ―王の側近で、華やかな宮廷でも一、二を争う伊達男だ。婚礼の儀は三週間後と決められ、ついに遊び人のブランドンも身動きのとれない状況に陥った。しかも花嫁は大年増の魔女だという。彼は今後の対策を練るために親友を替え玉に仕立てあげ、自分は介添え役になりすまして、花嫁の住む城におもむいた。
著者等紹介
フィリップス,トーリ[フィリップス,トーリ][Phillips,Tori]
米サンディエゴ大学を卒業後、女優、脚本家、詩人として多方面で活動してきた。シェークスピア作品を含め、四十作以上の劇の演出も手がけた。ワシントンDCにあるフォルガー・シェークスピアン・ライブラリーで女優としても活躍中。チューダー朝のイギリスを描くヒストリカル作品で人気を博す。夫とともにヴァージニア州に住んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
27
あっ、シリーズと知らないで読んでたんだなあ。シェイクスピアを上手にパロっていてとても面白かったです。登場人物の関係がわかっているので、このやんちゃな男子がヘンリー八世のせいで強制的に結婚させられるという部分もおかしかった!この時代のイギリスも面白いなあ。2022/03/09
かえ
0
初読2015/08/28
たまきら
0
いわゆるドタバタロマンス。シェイクスピアをもじったりしている会話がなかなか小粋です。無理にサスペンスを入れないで、おバカはおバカのままにしたら最高のお笑いになったろうになあ。2014/10/09
巴旦杏
0
★★★2011/05/05